日向坂46、声出し解禁後初の東京ドーム公演 佐々木久美「もっと上を目指したいし目指すべき」

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2024年12月27日 05:30  日刊スポーツ

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全国ツアー東京ドーム公演でパフォーマンスする日向坂46の金村美玖(左)と小坂菜緒(上山陽介氏撮影)

日向坂46が26日、東京ドームで、全国ツアー最終日公演を開催した。25日から2日間で計9万人を動員。グループとして2度目の東京ドームだが、同所で観客の声出しが可能な公演は初めて。おひさま(ファンの総称)の熱い声援を全身に浴び、念願のステージで輝きを放った。


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約2年9カ月ぶりに、日向坂46が東京ドームに帰ってきた。前回の同所公演時は、コロナ禍で観客の声出しが禁止だった。この日、おひさまの大歓声を浴びたキャプテン佐々木久美(28)は「東京ドームへようこそー! すごい盛り上がり! 皆さんの声が本当にすごいです〜」と満面の笑みを浮かべた。


グループにとって東京ドームは特別な場所だ。デビュー前から同所での公演を目標に掲げており、東京ドームへの思いを歌った楽曲「約束の卵」もある。コロナ禍による2度の延期を乗り越え、22年3月に初の同所公演を開催した。


昨年12月、佐々木久美が「このメンバーでもう1度東京ドームを目指します!!」と宣言。大きな目標とともに幕を開けた今年は、デビュー以来初めて表題曲歌唱メンバーの選抜制を導入。9月には宮崎県で「ひなたフェス」を初開催し2日間で約4万人を動員。地域振興にも大きく貢献した。


挑戦の1年を経て、再び立った東京ドームの舞台。22年9月加入の四期生で、同所に初めて立つ藤嶌果歩(18)は「2024年、日向坂を好きでいて楽しかったですかー!? 私たちも今日皆さんに会えてうれしかったよー!」と叫んだ。


佐々木久美も「今年のツアーの最後、もう1度立ちたいと言わせていただいた東京ドームでこんなに楽しい時間を過ごすことができて最高の2024年でした!」と伝えた。「ここで止まるわけではなく、もっと上を目指したいし目指すべきです。1人1人が力を付けて、もっと強くて幸せでハッピーな日向坂をお届けできたらと思います!」と力強く宣言。4・5万人の熱い声援がドームを揺らした。


来年4月5、6日には「6回目のひな誕祭」として、グループとして3度目の横浜スタジアム単独公演を行うことも発表。ダブルアンコールでは小坂菜緒(22)がセンターを務める新曲「卒業写真だけが知ってる」(来年1月29日発売)を初披露した。おひさまとともに夢のステージで1年を締めくくり、2025年に向けて明るくスタートを切った。【玉利朱音】


○…卒業を発表している丹生明里(23)濱岸ひより(22)加藤史帆(26)がサプライズ登場した。ステージ上に現れた箱から次々と登場。丹生は「One Choice」濱岸は「青春の馬」加藤は「君しか勝たん」にそれぞれ参加した。東京ドームのステージに立つ夢をかなえた濱岸は、「初めての東京ドーム、最高でした!」と涙を浮かべた。3人はアンコールにも登場。メンバーたちと「キュン」を歌唱した。


○…アンコールではオードリーが登場した。MCを務めるテレビ東京「日向坂で会いましょう」で東京ドーム公演の“出演交渉権”を獲得した春日俊彰(45)が、客席にボールを打ち込む「ホームラン王」企画に参加。「久しぶりだな東京ドーム。所沢の怪人、カストラーデです」と会場を沸かせた。さらにピッチャーとして若林正恭(46)もサプライズ登場。「ラジオモンスターです」と叫び、大歓声を巻き起こした。

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