2024年が終わろうとしている。1月1日の能登半島地震、翌2日には羽田で日航機が炎上するなど不穏な年明けとなった。しかし米アカデミー賞に日本の2作が受賞、パリ五輪では海外の夏季五輪では最多となる45個のメダルを獲得、大谷翔平が米リーグ初の「50-50」達成とうれしいニュースも。そんな2024年を振り返り、『週刊女性』『週刊女性PRIME』が目撃してきた今年のニュースをお届けする。
「取材は事務所を通していただかないと……」
|
|
10月中旬、都内にある飲食店で、戸惑いながらもそう話すのは加藤夏希─。
この数日前、加藤の姿は都内の、ある小さな公園にあった。この日、そこでは地元の商店街などが主催するイベントが開催されており、食べ物を販売するテントでは、赤ちゃんを背負った加藤が笑顔で接客していた。
「加藤さんは、全然芸能人ぶらない、とっても気さくで感じのいい人でしたよ。でも、このイベントに何か縁があったのかな」(居合わせた女性)
秋田県出身の加藤は、12歳のときゲーム会社のイメージガールに選ばれたことがきっかけで芸能界入りする。
|
|
「1999年放送の特撮ドラマ『燃えろ!!ロボコン』のヒロインで女優としての活動をスタートさせます。その一方、女性ファッション誌の専属モデルとしても人気を博しました」(芸能ライター)
2014年にはオンラインゲームで知り合った一般男性と結婚。“スーパー秋田美人”とも呼ばれた加藤は、今年5月に次女を出産し、今は4児の母となった。忙しい日々を過ごすのだろうが、なぜイベントでフードの販売をしていたのか。イベントの関係者が明かす。
寿司店でバイトをする加藤の姿が
「実は、加藤さんは寿司店でアルバイトをしているんです。そのお店がイベントに出店した流れで、加藤さんもお手伝いしていると聞きました」
芸能人である加藤が“町寿司”でバイトとは……。真相を確かめるべく、お昼どきに店を訪れてみた。
「いらっしゃいませ〜」
|
|
声の主は加藤だった。
料理の配膳にお会計までもこなす加藤の姿に記者が驚いていると、ほかの客も加藤に気がついたようで「本人かな?」「時給なのかな?」といった小声が聞こえてくる。
なぜバイトしているのか。ランチ営業の終了後、再び店を訪れて取材を申し込んだ。
記者の訪問に当初は驚いていた加藤だったが、話をするうちに働くことになった経緯を明かしてくれた。
「お店のオーナーが夫の友人で、私も知り合って10年ほど。秋田の食材をPRできればと思っていたところにお声がけいただいた縁で、お手伝いをしているんです。お店では、秋田の日本酒などを置いてもらっています」
─過去に飲食店でアルバイトしたことは?
「初めてです! 小学生から芸能界にいるので、機会がなくて。でも、楽しいですよ。芸の肥やしになるというか。以前、喫茶店で働くお芝居をしたのですが、経験がないから“こんな感じかな”と想像しながら演じていました。でも、今は“こうやるんだ”とわかって、芸能の仕事や演技に生かせると感じています」
仕事を休んで育児に専念して“うつ”
─加藤さんだと気がついているお客さんもいた。
「料理を運ぶときにお客さんがスマホで《加藤夏希》と調べているのを見かけると“おぉ〜調べてる、でも声はかけてこないんだ”と思ったりすることはあります(笑)」
─出産から半年もたっていないが、芸能活動に4人の育児と休む暇もないのでは?
「1人目を出産した際、仕事を長期間お休みしたんですが、育児をする日々を過ごす中で“うつ”っぽくなってしまって……。休みなく働いていたのに急に仕事をしなくなったことも大きかったと思います。そのため2人目も、3人目のときも、すぐに復帰するようにしたんです。フードファイターの三宅智子さんとはママ友で、一緒に大食いメニューを作るなどして、いい息抜きになっています」
─4人の子育ては想像を絶する大変さなはず。
「ねぇ!?(笑) でも、4人の子どもがいるママ友として、山田優ちゃんや市井紗耶香ちゃんとも仲がいいので、いろいろ相談しています」
“スーパー秋田美人”は、今や“スーパーママ”になっていた!