4人組男性ロックバンド、DEZERT(デザート)が27日、バンド結成13年にして初の日本武道館公演を行った。
公演タイトル「君の心臓を触る」にふさわしく、人気の新曲「心臓に吠える」で幕開け。赤、白、青のレーザー光線が飛び交い、ステージには6本の火炎が何度も飛ぶ。オールスタンディングの約6000人のファンは激しいヘッドバンギングで熱唱に応えた。
「気合をいれていくぞっ」「まだまだいくぞ〜」。ステージ上からかけ声が飛ぶたびにファンのヘッドバンギングは一層激しく、上下に左右に揺れ、拳が天に突き上げられた。
ボーカルの千秋は「(武道館は)通過点でもなく終着点でもなく最高点でした。高い方が気持ちがいいに決まってるのでまた明日から人生します。この世界もそんなに悪くないですね」と“アーティストの聖地”に立った熱い思いを明かした。
ギターのMiyakoは「とてもすてきな景色を前に感謝を込めて音楽を届けられて幸せです。本当にありがとう。これからもよろしくね」。ベースのSacchanは「皆さんのおかげで素晴らしい日になりました。今後もさらにギラついていくDEZERTをよろしくお願いします」。ドラムのSORAは「僕の人生は今日、改めてハッピーだと感じました。さらなるハッピーな気持ちを皆さまにお届けできるよう、精進していきますのでDEZERTを今後ともよろしくお願いいたします」とそれぞれコメントした。
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メモリアルステージはアンコール4曲を含む全21曲を届けて幕を閉じた。
グループは11年9月に千秋とSacchanを中心に結成。今年1月にアルバム「The Heart Tree」でメジャーデビューをした。
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