今年の映画界は邦画の話題作が豊富で、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が年間興行収入158億円を突破するなど好調ぶりが目立った。しかし一方で、話題にはなったものの評価が芳しくない作品も……。
では、今年公開の邦画の中で支持されなかったのはいったいどの作品だろうか。そこで本誌は20〜60代の男女500人にアンケートを実施。興行収入が10億円を超えた映画の中から「がっかりした」と思われている作品を調査した。
第3位となったのは、『スオミの話をしよう』。
監督の三谷幸喜(63)が長澤まさみ(37)を主演に迎え、突然失踪した長澤演じる女性・スオミと、彼女についてそれぞれ違う印象を語る5人の男たちを描いたミステリーコメディだ。三谷にとって『記憶にございません!』以来5年ぶり、9作目の監督映画ということで期待値が上がりすぎてしまったのか、低評価が相次いだ。
《分かり辛かった》
《期待はずれだった》
《前置きが長いから》
《スオミを取り巻く男優陣はクセが強い人や演技力のある人ばかりで良いと思うが、肝心なスオミ役は別の俳優が良かったのではと感じた》
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続いて第2位は、『クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』。
人気アニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場映画31作目で、しんちゃんの愛犬・シロがメインと小さな恐竜ナナの出会いと友情を描いた作品だ。しんちゃん映画といえば家族愛がテーマになることが多く、子供向けアニメながら大人も楽しめるコンテンツという定評がある。しかし、今作は大人には刺さらなかったようで、辛辣なコメントが多く寄せられた。
《子どもには良いかもしれないが、大人には響くものがないと思う》
《子供の付き合いだったので退屈だった》
《大人の自分にはきつかった》
《バカバカしい》
そして、残念ながら1位に選ばれてしまったのは『帰ってきた あぶない刑事』。
伝説の刑事ドラマ『あぶない刑事』(日本テレビ系)の劇場版シリーズ第8作で、16年公開の『さらば あぶない刑事』以来8年ぶりの新作。舘ひろし(74)扮するタカと柴田恭兵(73)扮するユージが警察を定年退職して探偵を営んでいるという設定で、“最強バディ”の新たな活躍を描いている。ただ、ドラマ放映開始から38年の月日が流れたこともあり、往年のファンから辛辣なコメントが多く寄せられた。
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《昔を知っているとギャップに戸惑う》
《以前の面白さや、アクションが無い》
《お二人の年齢など 設定自体に無理があると感じた》
《タカとユージの勇姿が見たかった!が、やはり歳には勝てない》
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