限定公開( 1 )
NGT48の小越春花(20)が年内いっぱいでグループを卒業する。29日の卒業公演(新潟市・NGT48劇場)が最後の活動になる。18年に2期生として加入して7年目の今年は、6月に全国公開された映画「こころのふた〜雪ふるまちで〜」では初主演し、テレビ朝日系連続ドラマ「素晴らしき哉、先生!」にもレギュラー出演。卒業後も俳優として活動していく。その土台になったNGTでの日々を振り返り、今後の抱負を話した。
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−卒業を前にした心境は
小越 最近になって実感が湧いてきました。本当に最後なんだって。巣立つ準備が整っての卒業なんだ、と前向きに捉えています。
−卒業公演の内容は
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小越 セットリストは自分で考えました。結構、あっさり決まりましたね。これまでのアイドル人生の大切な思い出を詰め込みたいというのと、これからのNGTを楽しみにしてもらえたら、という要素を大切にしました。おなじみの曲やそうじゃない曲があって、ひとくせあるセットリストです(笑い)。
−卒業を意識したのは
小越 1年前くらいです。ここ2年間、お芝居とアイドルを両立していきたい、でも、できるのかな、という気持ちでした。その中で中井りかさん(27)、本間日陽さん(25)たちが卒業。私自身もお芝居の世界を見始めて、グループも変化していく。卒業のタイミングを迷っていた感じがしていました。
−印象に残っているステージは
小越 日陽さんのアンダーとして初めて劇場公演に出させていただいた日(19年8月25日)。1つの転機だったと思います。初めて先輩と一緒のステージに立って、NGTの一員になったんだ、という感覚がはっきりした日ですね。初めてセンターを任せていただいた(6枚目シングルの)「Awesome」のMV撮影も印象的でした。目の前にカメラしかなくて「ここからだ。この景色を忘れないようにしよう」と思ったことを覚えています。
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−俳優としての目標は
小越 舞台も映像も何でもやりたいです。実力をつけたいというのが目標です。見てくれる方に訴えられるような役者さんになって、その上で皆さんの目に留まるように存在になれれば。地道に努力して頑張っていきたいです。
−NGT48とは
小越 「親」でした。全部おしえてもらった感じがします。NGTに入る道を選んで正解でした。卒業する今、あらためて感じています。学校や同年代と普通の生活をしていたら得られなかったことが多かったです。育ててもらいました(笑い)。【取材、構成=斎藤慎一郎】
◆小越春花(おごえ・はるか)2004年(平16)6月26日生まれ、新潟県出身。18年6月、NGT48の2期生として加入。20年12月に正規メンバーに昇格。21年、6枚目シングル「Awesome」、7枚目「ポンコツな君が好きだ」、24年8月発売の10枚目シングル「一瞬の花火」で表題曲のセンターを務める。22年には「私は怪獣−ネオンキッズLive beat−」で初の舞台出演。同年は配信ドラマ「ラブシェアリング」にも出演。24年6月公開の映画「こころのふた〜雪ふるまちで〜」で初主演。趣味はカフェ巡り。
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