2025年の初日の出は、北海道〜本州の太平洋側、四国、九州では、よく見える所が多いですが、極寒なので、万全な寒さ対策が必要です。一方、北海道〜本州の日本海側では、初日の出を見るには、あいにくの天気でしょう。更に、前日から北日本を中心に、荒れた天気や大雪となるおそれがありますので、初日の出登山は、計画の再検討を含め、十分ご注意ください。
●初日の出 時刻は?
2024年も残り少なくなり、2025年の幕開けが近づいてきました。新年を飾る初日の出は、各地で、時刻が違います。
無人島を除き、日本で一番早いのは、東京・父島の夜明山で6時17分。島を除く本土で一番早いのは、富士山頂で6時42分。平地で一番早いのは、千葉・犬吠埼で6時46分。そして日本で一番遅いのは、沖縄・与那国島で7時32分です。
都市部では、東京が6時51分、仙台が6時53分、名古屋が7時1分、大阪が7時5分、札幌が7時6分、広島が7時16分、福岡が7時23分となっています。
●初日の出 天気は? 注意点も
気になるのは、天気です。
初日の出の時間帯である、1月1日5時〜8時頃は、北海道〜本州の太平洋側、四国、九州では、広く晴れるでしょう。初日の出を見るには、好条件の所が多くなりそうです。
ただ、注意点は「寒さ」です。
晴れる所では、初日の出の時間帯は、一日の中で、気温が最も下がる時間帯です。北海道は氷点下で、厳しい冷え込みでしょう。東北〜九州でも5℃を下回る所が多く、高知や広島など、0℃近い所もありそうです。
極寒となりますので、初日の出を見る際は、体を冷やさないよう、注意が必要です。一番暖かい服装を心がけるなど、万全な寒さ対策をしてください。
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●北日本を中心に 荒天・大雪のおそれ
一方、北海道〜本州の日本海側では、初日の出を見るには、あいにくの天気でしょう。
というのも、前日の12月31日に、低気圧が発達しながら北日本を通過するからです。このため、12月31日頃は、北⽇本を中⼼に荒れた天気となり、⼤雪となる所があるでしょう。低気圧の発達具合によっては、⼤荒れとなるおそれもあり、その影響が、1月1日も残りそうです。
初日の出登山を計画している方は、計画の再検討を含め、十分な注意が必要です。安易な判断は、当事者だけでなく、救助の方の命も危険にさらすことになります。
健康・安全を第一に、どうぞ素敵な新年をお迎えください。
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