主演ドラマ『恋愛バトルロワイヤル』がNetflixを通じて世界配信されるほか、雑誌『ViVi』の人気投票企画「国宝級イケメンランキング」で2024年上半期NEXT部門で1位に輝くなど、多方面で注目を集める俳優・宮世琉弥。
本人にとって初となる1st写真集「Anew −宮城から世界へ−」(SDP)が12月24日に発売された。20歳になった宮世のありのままの姿を捉えた写真集は、本人も「ここまで素の表情を撮られるのは初めて」と言うほどに、飾らない姿が収録されている。
2024年は主演作を含むドラマ3本、映画2本に出演。2025年には、花沢健吾の人気コミックを映画化した『アンダーニンジャ』や、初単独主演映画『顔だけじゃ好きになりません』の公開が控えており、躍進は止まらない。今回のインタビューでは、写真集に込めた想いのほか、躍進中の今の想いについて話を聞いた。
▪️「役ならいくらでもカッコつけられるのに、どうしても笑顔になっちゃう」
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――写真集の撮影地としてロサンゼルスを選ばれた経緯を教えてください。
宮世琉弥(以下、宮世):1年くらい前にマネージャーさんに「海外行くなら、どこに行きたい?」と聞かれたことがあって、L.A.やハワイ、シンガポール、色んな国を答えていたんです。
――行きたかった場所だったんですね。写真集で行けることを知らされた時は嬉しかったのでは?
宮世:ある日、スケジュール表に予定に入っているのを見つけて、そこで初めてL.A.に行くことを知ったんです(笑)。サプライズだったんですかね(笑)。L.A.はエンターテイメントの街ですし、ハリウッドに行けるということがとても嬉しかったです。
――ご自身で写真集をご覧になって、どのような印象を持ちましたか?
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宮世:僕の日常を本当に切り取っているかのような写真集だと感じました。スタッフさんと他愛もない話をしながら歩いている瞬間なども収録されています。20歳といえば、大人なので色っぽくすることも一つの方法だと思うんですが、僕は色っぽくしようとしても多分うまくできないんです(笑)。なので撮られている時も、なるべく素でいることを意識しました。
――とはいえ色気を感じるカットも収録されていますね。
宮世:少し色っぽさを意識したカットもあるんですが、やっぱりちょっと照れてしまって(笑)。役ならいくらでもカッコつけられるのに、写真集は素のままの僕を撮影していただいているので、どうしても笑顔になっちゃうんです(笑)。でもそれがすごく自分らしいなと思います。
撮影チームとして一緒に行ったマネージャーさんやメイクさん、スタイリストさんも、僕が昔から出会っている方々。撮影中も「昔あんなことあったよね」と会話できるくらい気心が知れていたので、海外の撮影でもリラックスできたんだと思います。
――普段は素が出ることは少ないですか?
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宮世:映画やドラマでは役を演じていますが、ライブやイベントのような生身の自分でいられる環境では、素の状態です。本当に偽りない自分のままでいます(笑)。写真集のように形に残るものとして、こんなボリュームで素の僕がつまった一冊をファンの皆さんに届けることがすごく嬉しいです。
▪️「『常に自信がありそう』と言われるんですけど…」
――20歳のタイミングで写真集を出す、というのも特別ですよね。
宮世:やっぱり10代から20代へと切り替わる年であるという意味においても特別な時期だと思っているので、そのタイミングで写真集を出したいという想いが強くあったんです。でも実は、スケジュールの都合で「20歳のうちに発売するのは無理かも…」という話も出ていたので、「ギリギリ間に合う!」と知らされた時は、本当に嬉しかったです。20歳の年に発売することができて、本当によかったなと思います。
――写真集のタイトルが「Anew −宮城から世界へ−」ですが、このタイトルにされた理由を教えてください。
宮世:たくさんの候補がある中でも、この「Anew」を選んだのは今の自分にピッタリだと思ったんです。本来の「新たに」という意味だけではなく色んな想いをこめられると思っていて。これから様々な場所へと出発して行く、謙虚な気持ちをこれからも大切にしていきたいと思っていたんです。
――謙虚な気持ち、ですか。
宮世:今回の写真集の撮影も、すごく謙虚な気持ちで向き合いました。ロサンゼルスで撮影させていただけたことも、色んな方から「すごい」と言っていただくことが多かったんです。だから写真集で自分がL.A.に連れてきていただけたことは改めてありがたいことだと思いました。
――2024年は主演ドラマ、映画が公開されるなど、ご自身でも活躍を実感する一年だったと思いますが、現在の心境はいかがですか?
宮世:「常に自信がありそう」と言われることが多いんですが、実は全くないんです。内心では常に不安な気持ちと闘っています。もちろん、手応えを感じることもあるのですが、いただいたお仕事のひとつひとつに全力で取り組んでいくことで、その不安は消えていくだろうと信じて、作品に臨ませていただくようにしています。20歳の自分が主演をさせていただけていることに改めてありがたさを感じています。
――宮世さんの芸名の由来でもある「−宮城から世界へ−」という言葉をサブタイトルにしている点も、初心を忘れない謙虚さを感じます。
宮世:特に今年は海外で撮影させていただいた写真集を出せるということ、Netflixドラマが海外で配信されたことなど、徐々に色んなところで自分の活動が海外に届けられるようになっていたことを実感していて。今までも「宮城から世界へ行く」という想いを大切にしていましたが、それにふさわしい活動ができたことが嬉しいです。
――ブレイクするとどうしても浮き足立つと思うのですが、宮世さんはそうなっても、ブレない印象があります。
宮世:最終的には僕の活動の全ては「宮城県のことを知ってほしい」という想いがあるんです。いろんな人に僕をきっかけに「宮城ってこういうところがあるんだ」と知ってもらう機会に繋がればいいなと思っています。それは俳優業でも音楽業も、そしてこれからやっていきたいと思っている監督業も、表現方法が違うだけで根本は同じなので、目標は変わらないですし、流されることなく進んでいきたいです。
(文=リアルサウンドブック編集部)
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