『Popteen』時代、白ギャル文化を生み出したモデルの菅野結以さん。とくに美容に詳しく、「美容番長」として同世代女性の圧倒的支持を得た彼女は、30代になった今も変わらぬ美貌を保ち、『LARME』『PECHE』などの雑誌で活躍を続けています。
◆元ギャル誌のカリスマモデル流・大人美容
そんな菅野さんが辿り着いた究極の美容法が、“オルタナ美容”。
「美しくなるためには○○すべき」という一般的な常識からいったん離れ、美容とメンタル両方を大事にしながら自分らしく美しくなる方法について書いた書籍『オルタナ美容 非常識美人の哲学』が話題を呼んでいます。
ここでは、大人ならではのつけまつげとカラコンとの付き合い方について教えてもらいました。
<この記事は、『オルタナ美容 非常識美人の哲学』より一部を抜粋し、再編集しています>
◆「つけまつげとカラコンは卒業しなくていい」理由
ギャルメイクの二大代名詞、カラコンとつけまつげ。
10代や20代の頃は、「これは若いメイクの象徴であり、大人になったら卒業しなければいけないもの」という常識めいた先入観に囚われていました。
ギャル時代は、大きなカラコンをつけるのが当たり前。直径14.5mmだと安心、フチはしっかりくっきりと。つけまつげは切って貼ってカスタムしながら、自分の理想の目の形をつくるべく、三枚重ねがデフォルト。
そんなMAX盛り時代を経て、少しずつカラコンの直径を小さくし、つけまつげを一枚ずつ減らし、ついには自まつげに慣れたナチュラルメイク全盛の頃のこと。
雑誌の企画で久しぶりにカラコンとつけまつげをつけて撮影したとき、これは盛れる!という懐かしい高揚感がよみがえってきた。
◆「もう大人だから……」そんなルール、本当は存在しないんだった
固定観念に囚われず、自分の気持ちが上がるほうを選ぼう。ただし、10年前と同じやり方をしていては、ただ時代に取り残された古い顔になってしまう。
まず、大人のカラコンは大きさを強調するためじゃなく、透明感とうるみをプラスするという意識で。「ほぼ裸眼風だけど、吸い込まれるような引力のある瞳」を演出してくれるカラコンが今はたくさん出ています。
サイズはほぼ裸眼と同じでも、瞳にニュアンスや透明感が出るから、メイクの一部として楽しんでいます。
そして大人のつけまつげは、やわらかいブラウンの植えまつげを一本一本植えるのが正解。可愛らしい丸目にしたいときは黒目の上に、色っぽい流し目にしたいときは目尻に数本だけのせれば、ぐっと瞳が拡張されます。
カラコンやつけまはギャル限定の盛りアイテムではなく、自然に手っ取り早く華やかさをプラスできる、いわばブーストアイテム。
ナチュラルメイクという名の地味顔になってないかな?と不安になる日は、ギャルアイテムを敬遠せず上手に取り入れることで、ぐっと華やかな印象をつくり出せます。
<構成/女子SPA!編集部>
【菅野結以】
雑誌『LARME』『PECHE』などで活躍するモデル兼クリエイター。10代の頃から『Popteen』専属モデルを務め、 「白ギャル」の文化を生み出しカリスマモデルと称される。アパレルブランド「Crayme,」のクリエイティヴディレクターおよびデザイナーを務めているほか、各企業とのコラボやプロデュースアイテム多数。 独自の世界観と美意識が絶大な支持を集めている。TOKYO FM『 RADIO DRAGON -NEXT-』 ではパーソナリティを務める。 またサウナ好きが高じて熱波師資格を取得し、イベントやメディアで活躍中。 SNSの総フォロワー数は約100万人に及ぶ