12月18日、ファンに惜しまれつつも今年の3月に番組が終了した『ブラタモリ』(NHK)が、25年1月3日から再びレギュラー放送となることが発表された。その翌日には、12年から6年間にわたって人気を博した『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)が一夜限りで復活するなど、過去の人気バラエティ番組のリバイバルが相次いでいる。
では現在、バラエティ好きの視聴者からもっとも支持されているのはいったいどの番組なのだろうか。そこで本誌は20〜60代の「バラエティ番組を週に1回以上見る」という男女500人を対象に、現在放送中の好きなバラエティ番組について調査した。
第3位に選ばれたのは、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。
同番組は、世界を舞台に未知なる秘境への探索や驚異のアクティビティ、日本では知られていない異国の文化の発見など、さまざまなロケを繰り広げる冒険バラエティ。毎週日曜日の夜8時ごろから放送されていることもあり、大人のみならず子どもの視聴者も多く、老若男女から人気の高い番組だ。
10月13日の放送回では、07年から20年までレギュラーメンバーとして活躍していた元NEWSの手越祐也(37)が、約4年ぶりに“復帰”したことで大きな話題に。視聴率は世帯、個人ともに今年の同番組最高の数値を叩き出した。
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出川哲朗(60)やイモトアヤコ(38)などの出演者が、体を張ってロケや企画に挑戦する様子が面白さだけでなく感動を呼ぶ点や、家族と気兼ねなく視聴できる点が評価されたようだ。
《出演者の掛け合いが面白いのと、世界の未知なことが面白く知ることができる》
《家族で観ていても楽しめる内容》
《リポーターの出演者が海外でいろいろな事に挑戦する姿が楽しく面白いので》
《時間をかけて撮影している分、面白さがぎゅっと詰まっている》
第2位に選ばれたのは、『マツコの知らない世界』(TBS系)。
芸能人、一般人問わずあらゆるジャンルのゲストが登場し、自らが考えた企画をMCのマツコ・デラックス(52)にプレゼンしていくスタイルのトークバラエティ。ゲストごとに繰り広げられる独特な世界観と、マツコが繰り出す唯一無二の鋭いツッコミが見所となっている。
25年1月3日に放送予定の『マツコの知らない世界 新春SP』には、マツコと同世代だという織田裕二(57)がゲスト出演する予定だ。この“超大物ゲスト”が発表されると、ネットでは驚きとともに歓喜の声が続出した。
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毎年オリコンニュースから発表される『好きな司会者ランキング』で、20年から5年連続首位獲得で「殿堂入り」したマツコの個性的なゲストを生かす巧みなMCぶりが、票を伸ばす要因となった。
《色々なテーマがあり為になる マツコさんが好き ゲストが好感度の高い人ならなおよし》
《マツコ・デラックスのトークと毎回のテーマの面白さが好きだから》
《独特の切り口でマニアの世界の真髄を炙り出すようなトークが面白い》
《あまり知らないモノやサービスについて深く面白く伝えてくれる》
そして栄えある第1位に輝いたのは、『水曜日のダウンタウン』(TBS)。
さまざまな芸能人が自らの提唱する“説”や企画をプレゼン。それらを検証した模様をVTRで紹介し、スタジオでパネラーとトークを展開する番組だ。民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、その年に配信されたバラエティ番組の内、最も再生数が多かった番組に贈られる「TVerアワード バラエティ大賞」を21年から3年連続で受賞している。
今月18日に放送された2時間スペシャルは、TVerでこれまでに配信されたすべてのバラエティ番組における歴代最高記録の再生数429万回を記録。さらに、同番組の見逃し配信の累計再生数が同放送回をもって2億回を突破するという初の快挙を達成し、大きな盛り上がりを見せている。
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2時間スペシャルで放送された「名探偵津田」シリーズや、人がいるはずのない場所に人がいたらどんな反応をするのか検証する「人がいるドッキリ」など、破天荒かつ意匠を凝らした独自の企画が高い支持を得たようだ。
《いまのご時世でも良くも悪くも いろんな企画にチャレンジしている精神が好き》
《名探偵津田や電気イスゲームなど面白い企画が多いから》
《民放の他のバラエティ番組と違って攻めた内容に取り組んでいるから。コンプライアンスが厳しく問われる時代に逆らうように道徳観を揺さぶる内容にハラハラする。それでも笑いに落とし込む範囲内で構成されているので、とても秀逸だと思います。世間の偏った声に負けずに長く続いてほしいバラエティ番組です》
《いろいろな説を検証する過程が面白い》
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