ファンキーな生バンドのサウンドが鳴り響く中、「Where is my love?」と高らかに歌い上げる川西拓実のアカペラでライブが開幕した。ポップアップによって次々とメンバーが登場し、11人が2階ステージに集結すると、「Love seeker」がスタート。今年のJO1を象徴するナンバーでライブの幕開けを飾った。
続く「HAPPY UNBIRTHDAY」では、今年ミュージックビデオの撮影で訪れたハワイでメンバーが涙するほど影響を受けた“ハカ”を取り入れたダンスアレンジで魅了。「Move The Soul」「GrandMaster (JO1)」など、勢いを加速させる楽曲で盛り上げた。
VCRで会場の雰囲気が一変すると、光沢のある淡い水色で、ほどよい肌見せがセクシーな衣装をまとったメンバーが再登場。「ICY」「Black Out (JO1 ver.)」など色気をただよわせる楽曲を披露した。MCでは福岡出身の川尻蓮が「福岡ただいまー!きょう最後ですよ。後悔だけはしないように!最後まで楽しんでいきましょう!」と盛り上げ、リーダーの與那城奨は「声出せますかー!全力で僕たちと最高のステージ作っていきましょう!」と呼びかけた。
BAND STAGEでは、河野純喜と與那城がギター、佐藤景瑚がドラム、木全翔也がベース、大平祥生がキーボードを担当し、「Mad In Love」をバンド演奏しながら歌唱。歌とダンスだけでなく、ラップや楽器演奏など5年間で磨いたスキルを表現する特別なステージとなった。
そして今回のツアーの中で特に盛り上がりを見せたREMIXパートでは、「KungChiKiTa(JO1 ver.)」「La Pa Pa Pam」「Trigger」など、JO1を代表するパワフルなダンスナンバー6曲を巧妙にリミックス。これでもかと全力で踊る姿に観客は大熱狂。本編の締めくくりとなる「Test Drive」では、アリーナとスタンドに分けた楽しいコール&レスポンスで、タオルを振り回して盛り上がり、会場全体が一体となった。
アンコールでは、昨年のツアーでも好評だったJAM(ファンネーム)からのリクエストに応える企画「Call me Call me」をアップグレードして実施。事前アンケートで人気だった「GO」「やんちゃBOYやんちゃGIRL(JO1 ver.)」をステージいっぱいに広がりながらパフォーマンス。今月デジタルリリースしたばかりの明るく元気をくれる「JOin us!!」をスペシャル披露した。
記念写真撮影をしよう、とメンバーが呼びかけ、客席に背中を向けると、ビジョンに映像が映し出され、メンバーも「なにこれ!?」と驚きのリアクション。追加公演として『JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME』の開催が発表されると、言葉を失うメンバーたち。JAMも歓喜に沸き立った。立ち上がって両手を掲げるメンバーや、うれしさのあまり倒れ込むメンバー、抱き合うメンバーも。思わぬサプライズを実感し始めると、メンバーは次々と泣き崩れ、うれし涙が伝染した。
JAMからも「おめでとう〜」という歓声が届けられるなか、金城が「ちょっとメンバーみんなでハグしよう」と集めると、自然と円陣を組み、「JO1 We Go to the TOP!」とお決まりの掛け声で喜びをかみしめた。メンバーも互いの泣き顔を見ながら、木全は「サプライズ上手いね」としみじみ。豆原が「泣いちゃいましたね。うれしいです!僕たちは11人で、絶対テッペンにいけるので、皆さんも絶対ついてきてください。絶対また会いましょう。また今度」と「Maybe Next Time」であたたかく締めくくった。