■『第75回NHK紅白歌合戦』リハーサル2日目(29日、東京・渋谷 NHKホール)
47回目の出場となる石川さゆりがリハーサルに登場し、報道陣の取材に応じた。2007年から「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を交互に歌ってきたが、今年は03年の第54回以来、21年ぶりに「能登半島」歌唱する。
【全身ショット】オールブラック衣装がかっこいい!まとめ髪姿を披露の石川さゆり 47度目の出場となる石川さゆりは今回、1月1日に能登半島地震があったことから、歌唱曲として21年ぶりに「能登半島」が選ばれた。石川は2007年から昨年まで「天城越え」「津軽海峡・冬景色」の2曲を歌い続け、年末の風物詩となっていた。
石川は「私たち歌い手にとって、1年の自分たちに対しての『よく頑張りました』というごほうびでもあるような気がするんです。スタッフと一緒に1年走って、その締めくくりいう思いと、そしてやはり今年はいろんなできごとが、能登半島で大変な地震が元旦にありまして、そこから本当に日本中で豪雨があって、災害の多い年でもあったので、何か皆さんのお心にしっかりと歌や音楽が元気を届けられるように、そんな思いで務めさせていただければいいな、と。そして来年こそ、本当にみんなが大きな笑顔になれる、そんな年になるように歌いたいと思います」と意気込んだ。
「今回、21年ぶりに『能登半島』を歌うっていうのは、変わりばんこでずっと来てて、今歌わずして、いつ歌うんだって」とする。とにかくやはり能登の皆さんに元気になっていただきたい、そんなエールをいっぱい届けられるように」と力を込める。復興を願って出場者へプレゼントも。「輪島には輪島塗りという本当に素晴らしい塗り物があるので、そんな職人さんたちに、しっかりとこの伝統工芸を伝えて『途絶えさせないでくださいね』とお願いをしながら、また伺ったりしております。ここで言うと全然プレゼントでもなんでもなくなっちゃうんだけど、やはり能登の皆さんに、輪島の職人さんたちにしっかりお仕事をしていただきたいと思って、今回の出場者の皆さんに輪島塗りの漆器をお願いして、お届けすることにしております」と明かしていた。
今年は、有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサーが司会を務める。朝ドラの前期後期主人公が司会としてそろい踏みとなるのは、紅白史上初。有吉が紅白歌合戦で司会を務めるのは、去年に引き続き2回目となる。昨年は紅組が優勝し、紅組34勝、白組40勝となっている。