世界的に大ヒットしたサバイバルスリラー「イカゲーム」より、キャストのインタビューやゲームの舞台裏を捉えた新たな動画が解禁された。
12月26日よりシーズン2が独占配信開始された本作。主人公ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)が、前シーズンで優勝してから3年後。謎のゲームの支配人フロントマン(イ・ビョンホン)の正体を暴くことを決意し、再びゲームに挑む様子が描かれる。
新たなプレイヤーたちも登場し、お馴染みの「だるまさんがころんだ」のほか、「五人六脚 近代五種」「マッチゲーム」といった新たなゲームに挑戦していく。
この度解禁されたのは、プレイヤーたちが挑むゲームの裏側を映した、“イカれたゲームのイカれた作り方動画”(※一部、シーズン2のネタバレを含みます)。
ファン・ドンヒョク監督は、「経験のある参加者としてギフンがゲームを面白くする。ヨンヒと“だるまさんがころんだ”はイカゲームを象徴するもの」と語り、イ・ジョンジェも「“だるまさんがころんだ”がまた最初のゲームなのはいい案だと思った」と語っている。ゲームは同じでも、ギフンの存在でシーズン1とは全く異なる展開が待ち受けていることを示唆した。
第2ゲーム「五人六脚 近代五種」(めんこ、碑石打ち、コンギ遊び、コマ回し、チェギ蹴り)は、シーズン2からの新ゲーム。プレイヤー間で自由に5人チームを組み、五人六脚で走路を進みながら、途中に待ち受ける五種の遊びを制限時間以内にクリアしなければならない。
各々の得意分野を活かすための信頼と協力が必須なゲームだが、映像内で監督は、「お互いに足首を縛られることで面白くなると思った」とにやり。さらにイ・ビョンホンも、「壁の絵や飾り付けはおとぎ話みたいなのに、残酷で非情なことがここで起こっている。すごい対比だね。美しい空間と残酷な出来事の組み合わせは『イカゲーム』の独特な点で作品の魅力でもあると思う」と説明する。
第3ゲーム「マッチゲーム」は、監督が「シーズン2をやるならこれを入れたかった」と語る肝いりの新ゲーム。回転台に集められたプレイヤーに数字が宣告されたのち、制限時間以内にその人数のグループを瞬時に作って小部屋に入れればセーフ、あぶれてしまえば即死だ。
監督は、「グループを作る時に人を引き離したり誰かをつかんだりする」と採用意図を説明。第2ゲームでプレイヤー間の信頼を強めさせておきながら、第3ゲームでは裏切りの火種を用意するという残酷さを発揮する。
イ・ジョンジェが「部屋に入ると新たな状況が待ち構えてる。ますます緊張感が高まっていくんだ。想像を超えるディティールが多くあるけれど、これは間違いなくその1つ」と断言しているように、実物大セットを組んで行われた。想像もつかない惨事が待ち受けていること必至だ。
映像のラストで、監督は「人がどん底に落ちるのをVIPは見たがってる。だから結び付きの強い人々を登場させて、彼らの変化を観察するのが狙いなのだろう」と語る。続けて「予想外のひねりを加えて、物事は思い通りにいかないことを示した。彼らの期待も裏切るためにね…」と、展開の妙に自信をのぞかせながら、意味深に語った。
格差社会や競争社会といった“現実”も反映されており、困窮したプレイヤー同士の思惑や動機が絡み合う濃密な人間ドラマにも注目だ。
Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1、2はNetflixにて独占配信中。
(シネマカフェ編集部)