天皇陛下　新年の感想　自然災害や物価高について国民生活を気遣い　戦後80年の節目の年に世界と我が国の平和を願われる

天皇陛下が、新年にあたり感想を寄せられました。

石川県輪島市の伝統芸能＝御陣乗太鼓の面を手に取られる天皇ご一家。能登半島地震の被災地の復興を願われる映像が公開されました。

陛下は、新年にあたり文書を寄せ、昨年の自然災害や物価上昇について「多くの人にとって御苦労の多い年であったことと思います」と国民生活を気遣われました。

今年が戦後80年の節目にあたることも触れつつ、戦争や紛争により、世界各地で人命が失われていることに「深い悲しみを覚えます」と記し、「新しい年が我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」と結ばれました。

新年にあたり、上皇ご夫妻が仲睦まじく話される様子や、秋篠宮ご一家が歓談される映像も公開されました。