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大団円で幕を閉じた『第75回NHK紅白歌合戦』。11月19日の出場歌手が発表された当初は、かつてない“目玉不足”が不安視されていたが、終わってみればネット上では絶賛の声が相次いでいる。
その最たる功労者は、結成36年で初出場となったB’zだろう。
12月25日に、特別企画として、同局連続テレビ小説『おむすび』の主題歌「イルミネーション」を披露することが発表。
放送当日は、NHKホールとは別のスタジオで録画出演と思われる形で同曲を披露し、これだけでもファンは歓喜していたのだが――。
パフォーマンスを終え、そのままVTRが終わるかと思いきや、なぜか稲葉浩志(60)と松本孝弘(63)がおもむろに階段を降り、画面の外へ。
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すると画面はNHKホールに切り替わり、舞台にはバンドセットと背面スクリーンには大きく映し出されたB’zのロゴが。そして、代表曲の一つである「LOVE PHANTOM」のイントロが流れ始め、稲葉と松本がNHKホールに“降臨”したのだ。司会の橋本環奈(25)らもまさかの生登場を知らされていなかったようで、口を大きく開け驚愕した様子。
さらにB’zは続けて「ultra soul」も披露し、初出場にして計3曲という特大サービスで、紅白を大いに盛り上げた。
X上でも、サプライズ出演に驚きと歓喜の声が相次いだ。
《B’z、紅白は録画だけだと思ってたら生演奏でラブファントムとウルトラソウルとかもう優勝ですわ…。》
《紅白歌合戦のB’z凄かった! 録画で新曲だけと思わせといてからの…。 さすが出る以上は期待以上のモノを魅せてくれる》
司会だけでなく、出演者も今回のサプライズ生登場は知らされていなかったようだ。ある出場アーティストの関係者は言う。
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「NHKとの事前打ち合わせからリハーサルにいたるまで、出演者サイドにも一切B’zさんがNHKホールに生出演することは知らされていませんでした。なので、楽屋では、出演者たちもびっくりして、視聴者と同じように喜んでいました(笑)。本当に演出に携わる一部の人たちしか知らされていなかったのではないでしょうか」
出演者にさえも知らせず、成功させたNHKのサプライズ演出。そこには、これまでの“B’z出演までの歴史”を逆手にとった戦略があったようだ。
「結成以来、ミリオンヒットを連発し、シングルとアルバム合わせた総売上枚数は断トツ歴代1位の8342.6万枚という数々の偉業を誇るB’zですが、紅白出場は実現してきませんでした。もちろんNHKサイドはこれまで何度もオファーしてきましたが、B’zサイドには断られ続けたといいます。
その背景に、B’zには“年末年始は休み”というポリシーがあると言われており、業界関係者やファンの間でもそのことは広く知られていました。そのため、今回の特別企画での出場が発表された際も、“事前収録での出演”だと思った人がほとんどでした。
こうした背景を踏まえて、徹底して情報を伏せることで、“B’zが出演するとしても収録”という予想の裏をかくことができたのではないでしょうか」(音楽関係者)
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2025年は「NHK放送100年」の節目にあたり、紅白の出場者も例年以上に豪華になることが期待されている。果たして、どんなサプライズが待っているのか、今から楽しみだ。
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