King&Prince高橋海人&永瀬廉「今年も進化は止まらない」ファンに予告と珍指令/前編

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2025年01月01日 12:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

本紙インタビューで心境を語ったKing&Princeの永瀬廉(左)と高橋海人(撮影・たえ見朱実)

新春特大インタビュー企画にKing&Prince高橋海人(25)と永瀬廉(25)の2人が登場です。新たな試みを続け「自信が確信に変わった」という2024年。現体制となって今年で3年目に入ります。手を取り合って歩む2人が、これまでの経験、歴史を振り返りながらこの先のビジョンを語りました。2025年は全てのファンに「体調管理」を“指令”? 持ち味でもある和やかな、和気あいあいとした空気感あふれる2人の声をお届けします。(前後編の前編)【取材=望月千草、横山慧】


   ◇   ◇   ◇


−24年は「King & Prince株式会社」を設立。おふたりが社長になりました


永瀬 めっちゃ大変です。大変だろうなって思ってはいたんですけど、1個大きいことが決まったら、そのことに対しての細かい決め事とか「こんなに多いんだ!」っていうのがいっぱいあって。ずっと海人と直接会って話していたりするし、LINEもずっと動いてる。会社の決め事がすごく多くて、いろいろ勉強になりました。世の社長、すげぇな! って。


高橋 いいこともたくさんあって、“タレント”だけじゃない視点を持てるようになりました。少しずつ勉強しながらなんですけど、スタッフさんが自分たちの周りにどれぐらいいて、何かをする時はどこの部署の方がどれだけ動いてくれて、お金がどれぐらいかかってとか、そういう社会的な勉強もしはじめたというか。数字や人の動きとかをすごい見るようになったので、1個1個の仕事により真面目に、熱心に打ち込むマインドが前よりも強くなったなって思います。


永瀬 責任感も増えた気がします。会社を建てたことで、今まで見えてなかった部分が見えるようになった。周りにサポートしてくださる方がいるのでアドバイスいただいたりして、今頑張って形にしています。−名刺も作ったとか


高橋 メンバーカラーが黄色(高橋)と黒(永瀬)なのでそれを装飾した名刺を作りました。毎年(デザインを)変えちゃうとかそういう話も(笑い)。出会った方がいつのタイミングで会ったとか、分かったりもするからいいなぁと思ったり。基本的に1個1個楽しく学べたらと思います。−24年は楽しくできた年


永瀬 すごく楽しくできました。「こういうことをしたいね」というのが形になったりしたので、そういう意味でも結構飛躍できたと思うんです。今年のジャンプへの“ため”になった年でもあるなって。めっちゃためてるよね?


高橋 めちゃめちゃ、たまってると思います。すごく吸収する年でした。音楽もそうですけど、いろんなカルチャーの曲を学んで自分たちなりに落とし込んだり、吸収したり。


−ファンの方にどのように還元していきたいですか


高橋 今までいろんな楽曲や形に挑戦してきたんですけど、今年も進化は止まらないって感じですね。その時の自分たちのムードを信じて、いろんな楽曲やイベントに挑戦して、ティアラ(ファンの呼称)のみんながもっともっと満足できるように。喜びすぎて気を失っちゃうぐらいのレベルまで、毎回毎回そうさせられるくらい自分たちの音楽性も、パフォーマンスもイベントの充実度も高めていきたいです。


−気絶させるぐらい?


永瀬 そうっすね。だから、ちゃんと体調整えて。 高橋 ははは(笑い)まずはね。ティアラのみんなに、体調を整えてもらった上で…。


永瀬 気絶してもらって(笑い)。


−ファンの方に?


永瀬 そうです、ファンのみんなの話です(笑い)。もちろん、自分のこともそうですし、ファンの人も体調を整えて、けがにも気をつけて。


昨年12月に発売した「Re:ERA」は初のコンセプトアルバム。収録曲数と同じ全16体のキャラクターを高橋が創作し、表題曲「WOW」は高橋とダンサーで歌手の三浦大知(37)、音楽プロデューサーのUTA氏がコラボ制作。SKY−HI(38)や4人組バンド緑黄色社会のメンバーが手がけた楽曲も収録され、アイドルらしい曲調のものからダンサブルな「moooove!!」などパフォーマンスの幅を開拓し続けた。


−キンプリの今のムードは 高橋 去年は「moooove!!」や「WOW」があって、結構遊んだ年でもありました。自分たちなりに、バランスはちゃんと考えながら活動していきたいなと思っています。武器が本当にいっぱいあるので。 永瀬 キラキラした曲も全然できる。


高橋 うん。大切にしてるし。


永瀬 King&Princeはどんな曲調でも合うグループ。去年やらなかった曲調を今年にも出しつつ、僕らがやりたいことも詰め込んで。「これこれ!」と思ってもらえるような曲を出していきたいです。


−24年は楽曲のサブスクを解禁(音楽ストリーミングサービス)。自分たちの音楽が広まった手応えは


永瀬 どうしても、サブスクがないと広がりに限りがあると思って。(サブスクは)気軽に僕らの曲を聴ける。広がった、という感覚がすごくあります。


高橋 結構面白かったのが、表題曲ではない「SPOTLIGHT」がバズったり(話題になる)して、思いもよらないところでみんながハマってくれて。「この曲ってキンプリの曲だったんだ」とか、ああいうの結構うれしくて。自分たちキンプリチームは「自分たちが出ていなくても、楽曲が独り歩きできるように曲の質をどんどん上げていこう」という話をずっとしてきたので、「SPOTLIGHT」がちょっと証明してくれたなって。


−いろんなジャンルの楽曲が増えました


高橋 そうですね。それがキンプリらしさって思ってもらえたらうれしいです。みんなから求められているアイドル像みたいなのも大事にしつつ、それ以外の刺激もみんなに与えたいなぁと思ったり。


永瀬 コラボレーションとかも多かったので、自分たちの可能性を広げられたり刺激をもらったり。楽曲提供もいろんなアーティストさんにしてもらったので、そこも楽しめたなぁと。−昨年は初めて2人で丸々1年間を過ごしましたが


高橋 本当に濃かったよね。


永瀬 濃かったね。でも、自信が確信になったというか。それぐらい力強い思いでこの1年を過ごして、今のこの気持ちに合うぐらいの反響とか手応えとかもありました。いろいろあったからこそいろんな経験ができたし、それが自信に変わったって感じですね。


高橋 廉の言う通り、お互いへの信頼は今までよりも増えて、頼るところは頼って引っ張るところは引っ張って、お互いが読み取り合ってできた。この1年でストレスなく楽しくやれたっていうのが、「ああイケるじゃん!」というか。−まさに“確信”ですね


高橋 周りのサポートもあってだと思うんですけど、やりやすい環境をずっと整えてくれるスタッフさんに囲まれているので、伸び伸びと甘えながら、時にはちゃんと自分たちを律しながらできていたよね。


−King&Princeの名前を残してくれたことへの感謝を持つ人も多いと思います。ファンの方の熱や思いは感じますか


高橋 めちゃめちゃ感じます。(ライブの)うちわの1つでも「ありがとう」っていう言葉をたくさんいただいたり、1個1個の作品をめっちゃ盛り上げて楽しんでくれたり。「守ろう」って思ってくれていると思うんですけど、自分は守りたいから残るっていうより「キンプリ」が好きだから、みたいなところはあって。「キンプリ」っていうこの名前、グループ、楽曲が好きだから。そういう慈しむ気持ちも皆さんには変わらず持っていただきながら、自分たちが「大丈夫だよ」「楽しんでいいんだよ」っていう風に持っていけたらいいなと思います。


永瀬 僕も海人と同じで、守るってよりかは、居たくて、好きだからっていうことなので。このグループからやっぱりいろいろな歴史を刻んできたというか。 高橋 このKing&Princeっていう名前をこんな好きになるとは思わなかったです。今ではもう欠かせないというか。(当時)嫌だったとかじゃないんですけど、自分たちで達成してきたものだったりとか、みんなに楽しんでもらえた楽曲だったりとか、そういう経験の1つ1つが年々体に染み込んでくるんです。うぬぼれみたいになっちゃうんですけど「キンプリ好きだなぁ」みたいな気持ちにさせてくれた。だから、みんなで作り上げたものだなぁって思います。(後編に続く)


◆King&Prince 15年に「Mr.King vs Mr.Prince」として結成。その後、平野紫耀、永瀬廉、高橋海人の「Mr.KING」と岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の「Prince」としてそれぞれ活動し、18年5月23日に6人で「シンデレラガール」でCDデビュー。21年3月に岩橋、23年5月に平野、岸、神宮寺が脱退し、現在は2人組。


◆高橋海人(たかはし・かいと)1999年(平11)4月3日、神奈川県生まれ。13年7月入所。幼少期からダンスを始め、学生時代はs**t kingz(シットキングス)NOPPOのもとで学び、事務所内でも有数のパフォーマンス力を誇る。役者としては、ダブル主演作の日本テレビ系「だが、情熱はある」で第116回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞。血液型A。


◆永瀬廉(ながせ・れん)1999年(平11)1月23日、東京都生まれ。11年4月入所。関西ジュニアで活動を始め、15年から家族の転勤で移住した東京で活動。21年に主演映画「弱虫ペダル」で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。ほか主な出演作にNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」など。7日開始のカンテレ・フジテレビ系「御曹司に恋はムズすぎる」で主演を務める。血液型O。


※高橋海人の高は正式には「はしごだか」

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