24年のNHK連続テレビ小説「虎に翼」星のどか役で注目された女優尾碕真花(24)が、9日開始のMBS「コールミー・バイ・ノーネーム」でドラマ初主演を果たす。斜線堂有紀氏の同名小説原作のガールズラブ・ミステリー。「原作の繊細さ、MVのようなすてきな映像がたくさんある。きれいだなって思いながら楽しんでいただけたらうれしい」とアピールした。
自身初の恋愛もので、演じる琴葉は相手を翻弄(ほんろう)する役。「引っ張る側って難しい。手を引くだけ、顔を向ける所作だけでも、相手の女優さんがきれいに見えるように意識しました」。男性がリードする作品が多い中で「そつなくこなす男性陣はすごい」と尊敬の念を抱いた。
主演のたたずまいとして「虎に翼」の伊藤沙莉(30)の姿は勉強になった。「おおらかで笑いが絶えなくて、現場の士気が上がるような方でした」。何ができるか考えた。「周りに気を配って、スタッフさんとも仲良くなりたいと思ってお名前を呼んで。台本より、スタッフさんの名前を読んでる時間の方が長かった気がします」と笑った。
昨年12月2日の誕生日も撮影漬け。「その日のシーンは過酷というか、自分の課題になっていくだろうなという日で。忘れられない誕生日になりましたね」。現場で贈られたサンダルとスエットパンツは、翌日からはいていったほど気に入っている。「25年はコンスタントに作品に関わっていけたら。プライベートでは野生のシャチを見に行きたいです。シャチブームが急にきて…」と、新年の抱負を明かした。【鎌田良美】
◆尾碕真花(おさき・いちか)2000年(平12)12月2日生まれ、高知県出身。12年の全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞。19年にテレビ朝日系「騎士竜戦隊リュウソウジャー」でヒロイン。22年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」出演。24年の連続テレビ小説「虎に翼」では星航一(岡田将生)の娘のどかを演じた。「コールミー・バイ・ノーネーム」は工藤美桜(25)とダブル主演。167センチ。血液型A。
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