【写真】『朝顔』への思いを明かした上野樹里
『監察医 朝顔』は、2019年7月期の月9ドラマとして第1シリーズが放送され人気を博した後、2020年11月より第2シリーズを同枠にて2クール連続で放送。さらに、2021年1月、2022年9月にはそれぞれ一夜限りのスペシャルドラマが放送され、いずれも高視聴率を獲得した。すべてのシリーズで名誉ある賞の受賞歴を持つドラマが新春に帰ってくる。主人公の朝顔を上野が、朝顔の夫で刑事の桑原を風間が演じる。
『監察医 朝顔 2022スペシャル』（2022年9月放送）以来、約2年ぶりに放送される本作。初回放送から5年半。東日本大震災で行方不明になった母の“生きた証”を探しながら、笑顔と涙を繰り返し、懸命に生きてきた朝顔（上野）と父・平（時任三郎）に別れの時が訪れる。
上野は今回のスペシャルについて「丁寧に、本当にどのシーンもメッセージが込められています」とニッコリ。冒頭のシーンは少し変化球でいきたいと思ったと振り返り「朝顔といえば朝、いつもエプロンをしてごはんを作っている姿を見たいところあるじゃないですか。でも、子育てをやっていてどんどん大きくなってきて、慣れてきた頃に『朝顔はエプロンをして朝からちゃんと立ってるかな？ ちょっと抜けてるところもあるんじゃないかな？』と思って。ちょっといつもと違う感じにしたんです」と少し変化をつけた部分を明かした。
上野は「毎日を回していくってどれだけ大変なのか。主婦の方とママチャリとかですれ違うときのスリル感ってすごいから。本当に1分1秒と余裕がない」と口にし「きっと朝顔もてんてこまいで、ちょっとずついい加減になってきて、桑原くんに振っていくところとかもあるだろうし」と朝顔の日々を想像。「朝顔も一人の人間として未熟なところはある。時が流れても完璧になるということは常にないし、それが愛おしい」と目を細め「今の朝顔に会えることを楽しみにしていてほしいです」とメッセージを送った。
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また、風間は「桑原は、法医学教室の解剖室に最初の頃は頻繁に行ってたんですけど、最近行ってなかったんですよ。今回、桑原が解剖室に立ち会うシーンがある」と説明。その上で「仕事をする朝顔を見たときに、家庭のときとの顔との違いをリアルに感じたんです」と振り返り「そこでリアルに感じたこと自体、上野樹里ちゃんという女優さんのすごさを感じましたし、自分の中の『なんか家庭のときと違う』という体感、桑原としての体感がしっかり自分の中にはあるんだなと思いました」と告白した。
見どころを聞かれると、上野は「全部です！（笑）」と回答。その上で「オンエアのときには震災から14年目で、やっぱり日々の忙しさに追われて徐々に薄れていく記憶とか、『朝顔』を見ると思い出すことってあると思います」と話し「生きること、生かされていること、その瞬間を感じること、死と隣り合わせになることでいろいろ実感できる今があると思います。全体を通して、登場人物みんなが伝えたいことってそういうメッセージが込められているので、そのことを感じながら見ていただきたいと思います」と真摯に語った。
本作は新春に放送されるということで、2025年をどのような年にしたいかとの質問に、上野は「軽やかに、より早く、思ったことを形にできるような年にしたいし、そのためにはまず自分を大事にしなきゃいけない」とコメント。「日々の積み重ねが全部表現に出ていくと思う」とも話し「本当に1日あっという間に過ぎていくし、やりたいこともいっぱいある。そのためには計画的に行動もしていかなければいけない。それを軽やかに、スムーズに形にしていけるような、シンプルでまっすぐに自分の思い描いている世界の中で生きたいと思います」と意気込んだ。
風間は「この物語は大切な人を思う物語だと思うので、あなたの大切な人を思い浮かべて見ていただけたらなと思う新春スペシャルとなっています」とアピール。続けて「この物語がそうなように、変わらなく過ごしていてもゆっくりと草木が育つように変わっていくものだと思うんです」と考えを明かし「変わらずに2025年も過ごしていたら、たぶんきっと少しだけ変わっていると思うので、変わらずに過ごしていけたらなと思っております」と気持ちを口にした。
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