『21世紀の女の子』&ショートフィルムファンからのリクエスト作品、年末年始に配信

0

2025年01月03日 13:01  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

アンコール4作品と特別招待作品『21世紀の女の子』
ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリア ショートショートシアター オンライン」(以下、BSSTO)では年末年始恒例、ユーザーからのアンコールの声が高かった4作品と、特別招待作品として山戸結希監督が企画・プロデュースを務め、『ナミビアの砂漠』の山中瑶子監督やドラマシリーズ「【推しの子】」の松本花奈監督らが参加した『21世紀の女の子』を12月27日(金)〜2025年1月7日(火)まで期間限定で無料配信。

アンコール配信のラインアップには、マレーシア発・SNS時代のいま、誰もが陥るかもしれない沼をSF的に描く『インフルエンサー/Influencer』、スペイン発・逃げ惑う悪夢を思い起こさせる恐怖な作品『トーテムシーウルフ/She Wolf Totem』、世界を旅するライターがバルセロナで出会う運命的ラブストーリー『ジュリアの終わりなき旅/Lonely Planet』、ドイツ発・衝撃のラストを予感させる会話の伏線に興味深々の『最後の望み/The Last Will』の4作品。

BSSTO 2024-2025年末年始特集ラインアップ
誰もが陥るかもしれないSNSの沼へようこそ
『インフルエンサー/Influencer』


家でも学校でも友達や親に相手にされない13歳の主人公ハンナ。注目を集めたい一心でソーシャルメディアにハマっていく。そんな中、ハンナは人間との繋がりに興味を示すロボットに出会う。ハンナはバーチャル世界のフォロワーと、目の前にいるロボットの友達どちらを選ぶのか。

オオカミたちがやって来る
『トーテムシーウルフ/She Wolf Totem』


友人のラケルに誘われて村の祭りに参加することになったエスティ。祭りの週末を楽しみにしていたエスティだが、狼に扮した村の男たちが夜中に村の女性たちを捕まえに来るという祭りだと知り、楽しみだった週末が悪夢へと変わる。

バルセロナ発〜旅×恋の物語〜
『ジュリアの終わりなき旅/Lonely Planet』


トラベルライターとしてバルセロナを訪れたアメリカ人のジュリア。そこで地元の陽気な男性パウと出会う。ジュリアがバルセロナに滞在する3か月間。誰とも深く関わろうとしなかった彼女の生き方に、パウの存在が影響を与え始める。

死んだはずの父、会うべきか会わざるべきか
『最後の望み/The Last Will』


若いジェイコブへ、死に際の母の最期の願い。それは、25年前に叔父を殺し精神病院に入院する父親に会いに行くこと。暗い森の奥に佇む施設を訪れた彼は、面会の前に医師と会い、その悲劇について話をすることに。

『21世紀の女の子』(英題:21st Century Girl)


監督:山戸結希/井樫彩、枝優花、加藤綾佳、坂本ユカリ、首藤凜、竹内里紗、夏都愛未、東佳苗、ふくだももこ、松本花奈、安川有果、山中瑶子/金子由里奈(監督公募)/玉川桜(アニメーション)

山戸監督が企画・プロデュースを務め、自身を含め80年代後半〜90年代生まれの新進映画監督、総勢15名が集結。“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること”を共通のテーマとして、各監督が8分以内の短編で表現するオムニバス作品。

各短編の主演には、橋本愛をはじめ、朝倉あき、石橋静河、伊藤沙莉、唐田えりか、北浦愛、木下あかり、倉島颯良、黒川芽以、瀧内公美、日南響子、堀春菜、松井玲奈、三浦透子、モトーラ世理奈、山田杏奈(五十音順)と、来る21世紀のアジアを代表する存在として期待される16名の実力派女優陣が揃っている。

【企画・プロデュース/山戸結希よりメッセージ】
Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINEさんにて、この冬の期間限定配信のお話をいただき、企画者として、以下にコメントをお送りさせていただきます。

映画『21世紀の女の子』は、2018年に企画・制作されたオムニバス映画であり、“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーが揺らいだ瞬間”という共通テーマに対し、監督のお一人おひとりに物語を紡いでいただいた短篇作品集です。
信じ難いほどに、素晴らしい方たちにご参加いただけたおかげで、現在もこの作品にライトを照らしていただけること、心から幸せに思っています。
未来、いつか映画を撮る日に目覚める女の子に光を、熱を、力を、という願いが、何年経ってもこの作品に込められてあります。
全くの手探りから始めた企画に、沢山の方がJOINくださり、その願いを他者として乱反射させてくださった、誠実に創作くださった作り手と演じ手の存在から放たれる輝き、その格闘の時間に、企画者として敬意が尽きることはありません。
そして、劇場の暗闇から映画を見つめてくださったみなさんに、感謝の想いは堪えません。
思考の軌跡、個人にしかまなざしえない情景をフィルムに収めようとする、作家としての葛藤、近付き、遠ざかりながら交錯し合う刹那を、たった一瞬それぞれの人生が交差したオムニバス映画の歓びを、どうかお受け取りください。
新たな観客との出会いを、『21世紀の女の子』は、この今も希求しています。
この映画は、あなたの存在をこそ必要としています。
配信画面の先へと繋がっている、年の瀬の暗闇、真冬の最中を生きるたった一人の女の子の内
側に、変革が訪れることをいま祈って。

2024.12.
『21世紀の女の子』企画・プロデュース 山戸結希

アンコール4作品と特別招待作品『21世紀の女の子』は2025年1月7日(火)までブリリアショートショートシアターオンラアインにて期間限定配信中。




(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定