町田啓太、『情熱大陸』が密着　謙虚な姿から見えた役者としての覚悟

　俳優の町田啓太が5日午後11時15分から放送のMBS／TBS系全国ネット『情熱大陸』に出演する。

【写真あり】『情熱大陸』が密着した町田啓太　謙虚な姿から見えた役者としての覚悟

　「皆さんに美しくしてもらってるんです」。町田啓太は、どんな現場でもとにかく謙虚。雑誌の企画で“国宝級イケメン”に選ばれた「かっこよさ」に、何とも言えない「安心感」が同居する稀有な存在。映画やドラマの話題作に立て続けに出演したかと思えば、NHKの情報バラエティまで仕事は幅広い。調子に乗ってしまいそうだが、取材を進めても見えてくるのは実直で、気遣いができて、努力家な姿。何か弱点はないのか、と意地悪な気持ちにもなった。

　密着したのは2024年4月からの8ヶ月間。大河ドラマ『光る君へ』に1年間出演し、同時並行で配信ドラマ『グラスハート』（Netflixで2025年配信）の撮影も始まった。同作では主演・共同エグゼクティブプロデューサーの佐藤健から直々に声がかかり、「カリスマギタリスト」を演じる。ギター経験はない。そんな町田が「カリスマ」になり切らなければならない。取り組んだのは、シンプルだけど途方もないアプローチ。仕事の合間をぬって猛特訓を始める。撮影シーンだけを考えると必要ないのに、1曲丸ごと覚えようとするその真面目すぎる役づくりの日々に、役者として脱皮するための覚悟が見えた。

　町田は、憧れだったEXILEのパフォーマーのような存在を目指して芸能界に入った。だが、その夢は破れる。挫折をバネにのめり込んだのが俳優業だった。そこから14年。多忙を極める34歳がこのタイミングで初めて、あることに取り組むという。

　「謙虚すぎる男」の意外な決断。話を聞くと、自身のコンプレックスや、役者という仕事への想いを語り始めた。