6日の雨のあと日本海側は再び雪 8日〜9日は九州も雪 西回りで強い寒気 週間天気

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2025年01月03日 16:14  日本気象協会

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日本気象協会

6日の雨のあと日本海側は再び雪 8日〜9日は九州も雪 西回りで強い寒気 週間天気

6日は、広く曇りや雨で、北海道では湿った雪になる見込みです。日中は寒さが緩む所もありますが、次第に広く冷たい北風が吹くでしょう。再び日本海から雪雲が流れ込み始めます。7日から10日にかけて、西回りで今季一番の寒気が流れ込む予想です。雪雲は、東海など太平洋側にも流れ込むことがあるでしょう。8日から9日は、九州でも雪が降る見込みです。



●明日4日朝にかけて北陸付近で雪の強まりに注意


今夜(3日)から明日4日の朝にかけて、低気圧が北陸付近を通過する見込みです。北海道から中国地方には、日本海から寒気に伴う雪雲が流れ込むでしょう。特に北陸付近では、雪雲が発達しやすく、山沿いを中心に、雷を伴って雪の降り方が強まることがある見込みです。雷雲の周辺では、竜巻など激しい突風が発生したり、雹(ひょう)が降ったりすることがあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある時は、直ちに建物の中など、安全な場所に移動してください。近畿や中国地方の日本海側でも山沿いで積雪となる所があるでしょう。

4日日中から夜にかけては、雪のピークは過ぎますが、北海道から北陸を中心に雪雲がかかる見込みです。
5日は、渤海付近に発生する低気圧が、発達しながら日本海に進むでしょう。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込みます。九州では次第に雨が降り出すでしょう。


●6日は曇りや雨 雪になるのは甲信など一部の地域


6日は、本州付近を前線が通過する見込みです。広く曇りや雨になるでしょう。本州で雪になるのは、甲信、関東北部や東北の山沿いに限られそうです。北海道では湿った雪になり、降り方が強まることもあるでしょう。
6日、日中は寒さが緩む所もありますが、次第に広く冷たい北風が吹く見込みです。再び日本海から雪雲が流れ込み始めるでしょう。


●7日〜10日 日本海から雪雲が次々に流れ込む 9日は九州でも雪


7日から10日にかけては、日本付近に強い寒気が西回りで流れ込みます。今のところの予想では、寒気のピークは、9日から10日です。上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が平地で雪の目安とされますが、更に強いマイナス9℃以下の寒気が本州をほぼ覆い、四国や九州北部付近まで流れ込む見込みです。今季一番の寒気です。

7日から10日、北海道から中国地方には、日本海から次々に雪雲が流れ込むでしょう。北陸付近では平地でも雪の降り方が強まることもありそうです。雪雲は、東海など太平洋側にも流れ込むことがあるでしょう。8日から9日は、九州でも雪が降る見込みです。


●今回の寒気 なぜ西回りで流入?


上の図は、向こう一週間の上空5500メートル付近の大気の流れです。
東シベリア付近は、いつもより高度が高いオレンジ色のエリアになっています。一方、日本海から東シナ海にかけては、いつもより高度が低い青色のエリアになっています。大気は高度が高い方から低い方へ流れるため、シベリアの寒気は、日本付近に流れ込むことになります。高度が低い青色のエリアでも、特に東シナ海で高度が低くなる確率が高くなっています。このため、日本付近には西回りで寒気が流れ込みやすいでしょう。



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