お笑いコンビ「ニューヨーク」の屋敷裕政さんが1月2日、自身のXを更新。芸人仲間と3人で談笑中に気付いた「オカン世代あるある」を投稿しました。ネット上では「うちのオカンもです」「私のお母さんも」「バイト先の店長も」などと共感する人が続出しています。
【写真】人気お笑い芸人3人 手には同じ動画の画面が(実際の写真)
「オカン世代あるある」が判明したきっかけは、屋敷さんがピン芸人のバイク川崎バイクさん、お笑いコンビ「すゑひろがりず」の三島達矢さんとの雑談でした。
屋敷さんは「バイクさんと三島さんと楽屋で年末年始の話してたら、三人とも年末にオカンから同じ動画が送られてきていた!」と3人のスマホ画面を公開。3台並べたスマホには、季節のあいさつ風の同じ動画が映っており、内容は「まもなく、次の駅、2025年駅に到着いたします」「2024年号にご乗車の皆さま 長らくのご利用、誠にありがとうございました」など、2024年の一年を列車の旅になぞらえたもの。屋敷さんらは「オカン世代ってLINEで節目節目に謎の動画送ってくるのあるあるやったんや!」と驚いています。
投稿を見たSNSユーザーからは、「うちのオカンもです」「うちの母親も送ってきたんだけど」「私のお母さんも『この動画めっちゃ良いから見て』って見せてきた」「うちの母親の友達グループLINEにも届いてた」「バイト先の店長から送られてきた」「私も60代の知人から送られてきました」「知り合いのおじさんから来た」などの反応が相次いでいます。
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「シニア層で流行ってる?」「チェーンメール的な?」
LINEのサービスが始まったのは2011年。2010年代の後半にはすでにグリーティング動画が出回っていたようで、大手質問投稿サイトでは同時期から「LINEで友人からグリーティングの動画が送られてきた。私も送りたいがやり方が分からない」「母や義母から季節の挨拶動画が届くが、ファイルに危険性はないのか」などの質問が徐々に増加。最近になっても質問は途切れていません。
実は筆者も2024年のクリスマスシーズンに、仕事関係の知り合いから動画を受け取りました。動画の長さは1分強あり、イルミネーションやサンタクロース、クリスマスツリーの写真やイラストとともに、「メリークリスマス 街に光があふれ楽しいクリスマスがやって来る 贈り物を届けにサンタクロースがソリに乗ってやって来る そんな愛と穏やかな平和が心を包む素敵なクリスマスが訪れます様に 寒くなって参ります くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます」といった、手紙の文例集の文言を組み合わせたようなメッセージが現れます。
新年やクリスマスのメッセージ以外にも、暑中見舞いや残暑見舞いバージョンなどがあり、いずれも最新技術を駆使した作りではなく、少し古風な文面とあたたかみのある作風が特徴です。同様の動画はLINE以外にインスタグラムでも拡散しています。
誰が作った動画なのか。ネット上には、無料のグリーティング動画を提供するサービスが複数あり、YouTubeチャンネルにも個人が無料で提供する素材が多数あります。しかし、今回屋敷さんらが投稿した動画と同じものは見当たらず、作成者までにはたどり着けませんでした。
SNS上では誰が、何のために作ったのか、真相を知りたいという声は多く、「誰が作ってんだろう」「大元は?」「オカンネットワークでバズってるのか?」「シニア層で流行ってる?」「高齢者界隈で回ってるっぽい」「チェーンメール的な?」「これ送られてきても反応に困るんだよな」などの声があふれています。
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