【写真】変わらない笑顔を見せる田口淳之介
本作は、映画『明日の記憶』で第30回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した三浦有為子が脚本を務めるヒューマンストーリー。震災で妹を失った小学生の少年・和樹(平野)とその父親が、どう現実に向き合い、今を生きていくのか…その親子の姿を温かい眼差しで描く。
和樹を気にかけ、彼の手助けをする、物語のキーパーソンとなる和泉大輔役を演じた田口。田口にとって2002年の『模倣犯』以来、20年以上ぶりの映画出演となった。相馬監督は「僕は数年前に軽度のパニック障害になり食欲がなかったとき、田口さんが出演している『リーガル・ハイ』のDVDを観たんです」と切り出すと「そのとき、田口さん演じる蘭丸がとてもおいしそうにご飯を食べているのを見て、気持ちが晴れやかになり食欲が湧いてきたんです。それ以来、いつか商業映画を撮ることになったときは、絶対田口さんに出演してほしいと思ったんです」と語る。
田口は「元気になって良かったです」と笑顔を見せると「僕自身、20年ぶり以上の映画出演となりましたが、このタイミングで素晴らしい作品に携わることができて嬉しかったです」としみじみ語っていた。
本作では多くの子どもたちとの共演となった田口。「いまの子役さんは、セリフも完璧に覚えてきてしっかりとした演技をするので、僕も負けていられないと思って頑張りました」と大きく影響を受けたことを明かすと「僕には子どもはいませんが、こんなかわいい子たちがいたら楽しいだろうなと、温かい気持ちで撮影ができました」と感想を述べていた。
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