ジャスティン・バルドーニからセクハラのハリウッド女優　ゴールデン・グローブ賞授賞式を欠席

昨年大ヒットした映画「ふたりで終わらせる／IT ENDS WITH US」の製作中に監督兼相手役を務めた俳優ジャスティン・バルドーニ（40）からセクハラを受けたと告発して注目を集める米女優ブレイク・ライブリー（37）が、5日に米ビバリーヒルズで開催される第82回ゴールデン・グローブ賞の授賞式を欠席すると米デッドラインが報じた。映画部門の作品賞と興行成績賞にノミネートされている「デッドプール＆ウルヴァリン」に主演する夫で俳優のライアン・レイノルズと共演する俳優ヒュー・ジャックマンの2人も出席しない見通しだという。

ライブリーは12月20日にバルドーニから撮影現場でセクハラ行為を受け、さらにそれに抗議したことで自身の評判をおとしめるための中傷キャンペーンが行われたとも主張。しかし、今度はバルドニ−が昨年末にセクハラ告発記事を掲載した米ニューヨーク・タイムズ紙を提訴。「不都合な証拠をあえて削除し、ライブリーの言い分だけを記事にした」として2億5000万ドルの損害賠償を求めるなど、バトルが泥沼化している。

関係者はデッドラインに対し、3人の授賞式欠席は、ライブリーの苦情申し立てと進行中の法廷闘争よりもかなり前から決まっていたものだと述べている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）