佐々木希&渋谷凪咲“復讐ドラマ”で新境地 撮影中は「ずっと張り詰めた感じ」

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2025年01月06日 07:10  ORICON NEWS

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ドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』の場面カット(C)「地獄の果てまで連れていく」製作委員会
 俳優の佐々木希が主演、渋谷凪咲が共演する、TBS深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の新作『地獄の果てまで連れていく』(毎週火曜 後11:56 ※一部地域をのぞく)が、1月14日にスタートする。スリリングな復讐劇で相対する“因縁の二人”を演じる佐々木と渋谷が、このほどそろってインタビューに応じ、お互いの印象や作品への思いを語ってくれた。

【予告動画】佐々木希×渋谷凪咲が愛憎渦巻く、ドロドロ人間模様をくりひろげる!

 本作は、家族を殺された主人公・橘紗智子(佐々木)が顔を整形して、悪魔のように非情なモンスター・花井麗奈(渋谷)に復讐を挑む、愛憎渦巻くスリリングな物語。高校時代、「人殺しの娘」と揶揄されていた紗智子の唯一の味方となってくれた麗奈。だが、麗奈の天使のような優しい笑顔の裏には、人を簡単に殺めてしまう殺人鬼の顔が潜んでいたのだ…。

 紗智子とその父に殺人の罪を着せ、紗智子の父の命をも奪った麗奈。それから14年、顔も過去も全てを変えた紗智子は、新米母となった麗奈と再び対峙する。「生き地獄を味わわせてやる」と、紗智子はベビーシッターとして麗奈の家庭に入り込む。復讐に人生を捧げた一般人はモンスターを破滅に追い込むことができるのか。挫折と葛藤を繰り返す、壮絶な復讐劇が始まる。

 TBSドラマ初主演を飾る佐々木は「今まで復讐劇やこういった役をやったことがありませんでしたが、30代で特殊な面白い役柄を演じることは大きな挑戦になるなと思いました。そしてとにかく台本が面白く、読んでいて止まらなくなりました。今回オファーをいただけてとても嬉しかったです」と新境地となる本作に心を躍らせているようだ。

 一方で渋谷は「お話をいただいて『えーっ!?』っと驚いて、すごく緊張もありました」という。その理由は「学生時代の友だちと『生まれ変わったら誰になりたいか』と喋っていて、佐々木希さんを取り合うような存在だったので(笑)」と照れながら明かす。

 さらに「初めてお会いした時から“ご自身が佐々木希だということ”をご理解されているのかと思うくらい気さくに緊張感なくお話をさせていただきました。違和感なく自然とご一緒できるのは、佐々木さんの優しさなんだろうと思っています」とリスペクトの思いが溢れて止まらない。

 渋谷からの称賛に「すごくうれしい!」と素直に喜びを表現した佐々木は「テレビを見ていたら、だいたい凪咲ちゃんが出ているので、相当忙しいんだろうなと見ていました。私が仲の良いヘアメイクさんから『凪咲ちゃんは、すごく良い子だよ』と聞いていたのですが、実際に会ってみてもその通りでした。現場でも私やスタッフさんとコミュニケーションをたくさんとっていて、本当にすてきな方です」と返した。

 取材現場では、和気あいあいとした掛け合いを見せ、“相思相愛”な様子の二人だが、劇中では何度も火花を散らしていく。自身の役どころについて、佐々木は「紗智子は、本当に普通の人間というか、人間らしい心を持っている方です。復讐する気は満々なのですが、やっぱり怖さを感じたり、麗奈を前にしてドキドキしたりする。一方で麗奈は、ニコッとした顔でイタズラなことを言ってくる。復讐する側が、復讐される側に振り回される…新しい復讐劇だなと思います」と話す。

 渋谷が演じる麗奈と相対するシーンは「ずっと張り詰めた感じがあります」と緊張感たっぷりな雰囲気で撮影が進んでいるといい、視聴者に向けて「その復讐が果たされるのか…、視聴者の皆さんも紗智子を応援してほしいなと思います」と呼びかけた。

 “ドラマ史上最も可憐なモンスター”という新たな境地に挑む渋谷だが、監督からは「渋谷さんの今のこの感じのままでやってほしい。化け物、モンスターみたいな役柄ですけど、喋るリズムや会話のトーン、表情の雰囲気は変えずにやってほしい」というアドバイスを受けた。

 それまでは「カロリーの高い、インパクトのある役なので気合いを入れてやらなきゃ!」と思っていた渋谷だが、監督の言葉で役への向かい方が変わった。「気合いを入れて仕掛けようとすると、それが透けて見えてつまらなくなるなと。麗奈はヒドいことをやっているんですけど、感覚としてはちょっとイタズラを仕掛けるみたいな」と語り、「自分の人生では経験できないことを麗奈を通じて体験できて、楽しんで演じています(笑)」とほほ笑んでいた。


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