小林旭「『痛い』とか『疲れた』一切言わなかった」がんに苦しむも夫気遣った亡き妻への思い語る

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2025年01月06日 15:23  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

小林旭(2016年10月撮影)

俳優の小林旭(86)が6日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜午後1時)に出演。20年に肺がんのため、84歳で亡くなった妻の青山京子さんについて語った。


小林は青山さんのがんが発覚する前の様子について「なんか調子が悪そうだなという顔が、1年ぐらい続いた」と回想。小林が「どっか悪いんじゃないか」と声をかけていたというが、青山さんは「いやいや、私大丈夫」と応えていたという。だが娘には不調を打ち明けており、頭痛がひどくなった青山さんを娘が病院に連れて行ったことで、がんが分かったと話した。


その後入院し手術を受けた青山さん。しばらくして面会に訪れた小林に向け、最初に発したのは「ごめんなさい。こんなになっちゃって」という言葉だったと明かし、小林は「それぐらい神経を使う人だった」とした。続けて「気遣いしすぎたんでしょうね。腫瘍で苦しくなってる時も、僕に無駄な神経を使わせたくないということで、『痛い』とか『疲れた』とか一切言わなかった」と振り返り「頑張り屋と言えば頑張り屋なんですけど、もっとはっきりと普通に言ってくれてれば、打つ手があったんじゃないかなとも思うことが多々あります」とも語った。


最後は息子が立ち会い、青山さんは「とってもすばらしい人生を過ごした。幸せだったよ私は。ごきげんよう」と述べて亡くなったと話し、小林は「開けっ放しに伝えてくれなかった分、寂しかったなと思うことも多々あります」と語気を強めて繰り返した。

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