乳がんで闘病中のタレント梅宮アンナ(52)が6日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分)に出演。漫才コンビ「ハイヒール」リンゴ(63)のインタビューを受けた様子が放送された。
梅宮は昨年8月、乳がんを公表。11月にステージ3Aの希少がんである乳がん、浸潤性小葉がんで右胸の全摘手術を受けた。
リンゴから乳がんが判明した経緯について聞かれ「自分の体を鏡で見たら、右と左のおっぱいのサイズが変わってた」。
前日までとは明らかに違う胸の形に「私の更年期障害ってこういうことなんだ」と感じたが、米国在住の娘に胸のサイズが違う事を明かし、写真を撮って送ったところ「これは明らかに異常だからすぐ病院に行った方がいい」とアドバイスを受けた。
エコー、マンモグラフィーでもはっきりとは分からず、組織を4カ所取って病理検査したところ、乳がんが判明。ステージ3Aと診断された。
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梅宮は「自分の胸はあまり気に入っていない。再建も望んでいない」といい、一刻も早く取ってほしかったが、がんが大きすぎたため、2種類の抗がん剤で半年かけてがんを小さくするしかなかった。
抗がん剤治療は過酷で「私がやったのはハードコース。濃いものを入れるんですよ。使う薬が正直、毒ですよね」。抗がん剤により髪の毛がなくなるのがイヤで「髪の毛がなくなることを泣いてた時間は長かった」と明かした。
抗がん剤治療中には肺炎にもかかり、「あの時が1番、人生で私は死ぬかもって思った。呼吸ができなくて。結構な貧血状態だった。輸血にまでなって、死ぬのかなって」。
それでも、父の辰夫さんが肺がん治療を受けた同じ病院で「それもちょっと縁があるかな」と振り返った。
がんを公表し、SNSで発信する理由については「今まで30年、芸能界にいて、同じ仕事をやっていて、ビューティーとかファッションとか同じことを聞かれて飽きてて」と話した上で、「今までのお仕事はいい。新しいがんの世界に入って、自分の経験したこと、後に続く人たちのことを考えたら、『梅宮アンナがステージ3Aなんだって』ってみんなが聞いた時に、ステージ2、1の人が希望を持てたらいいな」と明かした。
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今後の夢については「山登りが趣味なんです」と明かし、登山を希望した。
インタビューの途中、梅宮の前向きな姿に「ポジティブ」と何度もうなっていたリンゴは「しっかりしてるなって思いました。いろんなことを聞いて、自分で選んでいる。だから大丈夫だな、ポジティブだと思った」と改めて感嘆。
芸能リポーターの大村正樹氏は「病気を公表すると、多くのフォロワーの方がよかれと思って民間療法を勧めてこられたんですって」と明かした上で、辰夫さんが民間療法を試しながらも、結果的に多くの手術を受けたことを指摘。「(梅宮が)『私は1番信頼できるお医者さんの指示に従って標準治療を行うんだ』と早い段階で決意されまして、現在抗がん剤の治療を行っているという流れになってます」と解説していた。
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