『The Substance』デミ・ムーアがGG賞主演女優賞に! 邦題は『サブスタンス』に決定

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2025年01月06日 19:40  クランクイン!

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映画『サブスタンス』場面写真 (C)The Match Factory
 先ほど発表された第82回ゴールデングローブ賞にて、映画『The Substance(原題)』のデミ・ムーアが主演女優賞を受賞。さらに同作の邦題が『サブスタンス』に決定した。

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 『REVENGE リベンジ』のコラリー・ファルジャ監督による本作は、デミ・ムーア主演、マーガレット・クアリー共演で贈る狂気のエンターテインメント。元トップ人気女優エリザベスは、50歳を超え容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再生医療に手を出す。すると――。

 本作は、カンヌ国際映画祭で9分間にわたるスタンディングオベーションを受け脚本賞を受賞。トロント国際映画祭ではミッドナイト・マッドネスのオープニング作品として上映され、圧倒的支持を得て観客賞を受賞。さらに、ヨーロッパ映画賞では撮影賞、視覚効果賞を獲得。世界中のバイヤーが争奪戦を繰り広げ、「脳裏に焼き付く」(NICHOLAS BARBER,BBC)と話題を呼んだ。

 このたび、主演のデミ・ムーアが、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル、コメディ部門)を獲得。狂気と呼べるほどの“美&若さ”への執着を圧倒的怪演で見せつけたデミは、「完全に自分をさらけ出すことに、より大きな価値があった」と語っている。

 授賞式の前半では、アルマーニプリヴェのゴールドのドレスに身を包み、プレゼンターとして本作で助演女優賞にノミネートされたマーガレット・クアリーととも『SHOGUN 将軍』主演男優賞(ドラマシリーズ部門)受賞の真田広之へ、にこやかな笑みを浮かべていたデミ。自身も、長いキャリアで初となる主演女優賞を受賞し、「なんてことでしょう!」と歓喜の声を上げた。

 脚本も手掛けたファルジャ監督が、「女性を縛ってきた束縛から解放されるために」「血まみれの笑いになるだろう」と語る本作。ゴールデングローブ賞受賞をうけてアカデミー賞への期待も高まる。

 映画『サブスタンス』は、2025年5月16日公開。

※デミ・ムーアのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■デミ・ムーア

 ああ、なんてことでしょう! 本当に予想していませんでした。今はただただ、衝撃を受けています。私はこの仕事を長い間、45年以上も続けてきましたが、俳優として、何か賞をいただいたのはこれが初めてです。本当に身が引き締まる思いですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

 30年前、あるプロデューサーに『あなたは“ポップコーン女優”だ』と言われたことがあります。当時、私はそれを、このような(賞をいただくことは)許されないことだと解釈しました。成功する映画、大金を稼ぐ映画には出られるかもしれないけれど、認められることはない、と。そして私はそれを信じ、受け入れてしまったのです。

 それが時を経て私を蝕み、数年前には、もうこれで終わりかもしれない、と思ったほどです。もう十分かもしれない、やるべきことはやったかもしれない、とも。

 どん底にいた時、魔法のように大胆で勇敢で型破りで、全くもってとてつもない脚本が私のところに舞い込んできたのです。それが今回の『サブスタンス』という作品です。宇宙が私に『あなたはまだ終わっていない』と告げたのです。この女性を演じることを私に託してくれた、監督のコラリー・ファルジャに、心から感謝しています。私にもう半分の自分を与えてくれたマーガレット・クアリーにも、彼女なしでは成し遂げられませんでした。私のことを気遣ってくれてありがとう。30年以上私と一緒にいてくれた人々…特に、私が自分を信じていなかった時も信じていてくれた、私を支えてくれた全ての人々に感謝します。

 最後に、この映画が伝えていると思うことを一つだけお伝えしたいと思います。それは、自分が十分に賢くない、十分に綺麗じゃない、十分に痩せていない、十分に成功していない、要するに、十分に足りない、と感じる瞬間についてです。ある女性が私にこう言いました。「覚えておいて、あなたは決して十分にはなれない。でも、物差しを下ろせば、自分の価値を知ることができる」と。

 だから今日、私はこれを、自分の完全性、そして私を突き動かしている愛の証として、そして、自分が愛することをしているという贈り物、自分にも居場所があると思い出させてもらったことへの感謝として、祝福したいと思います。本当にありがとうございました。
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