大河ドラマ『べらぼう』に視聴者がガッカリした“ファンタジーな時代解釈”「絶対ありえない」

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2025年01月07日 08:10  週刊女性PRIME

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大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合ほか)

 NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の第1回が1月5日に放送された。

蔦屋重三郎の生涯を取り上げたドラマ

 物語は江戸時代中期の吉原が舞台で、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝を見出し、日本史史上最大の謎の一つ“東洲斎写楽”を世に送り出した蔦屋重三郎の生涯を取り上げる。

 主人公の蔦屋は、大河ドラマ初出演の横浜流星が演じ、死体役に現役のセクシー女優が使われるなど早くも話題となっている。

 第一話は、幼少の重三郎が食うのも困る貧しい暮らしの中で「赤本(現代の絵本)」を読み聞かせてくれた元花魁が餓死するところからスタート。

 そんな中、視聴者からツッコミが殺到したのが、蔦屋重三郎が渡辺謙演じる田沼意次へ直談判をするシーンだ。田沼の屋敷で吉原の窮状を訴える重三郎へ、意次がアドバイスを送る場面にネットからはこんな声が。

《切り捨てられそうだね  会えるわけないじゃん、絶対ありえない》
《ファンタジーの度が過ぎてる、まず会えることすら不可能でしょ》
《蔦重おもしろそうと思ったのにだめだこりゃ》

 などのコメントが投稿された。

 蔦屋重三郎のような一介の町人が田沼意次のような大役人に直接会えるわけがないというツッコミだ。

「大河ドラマではたまにある」

『べらぼう』の演出について、ある制作会社プロデューサーは「大河ドラマではたまにある」と前置きして次のように語った。

「大河ドラマは時代考証の担当者がいるのであまりめちゃくちゃな解釈をしなかったのですが、最近はちょっと目立ちますね。一昨年の『どうする家康』では“家康の正室・瀬名が考える世になれば天下泰平になる”という脚本にして視聴者をガッカリさせました。

 昨年の『光る君へ』は紫式部と藤原道長がソウルメイトで「源氏物語」は2人の愛の結晶のように描いたのも不評でした。どちらも平均視聴率は歴代でも下から数えた方が早いです」

 ちなみに『どうする家康』の平均視聴率は11.2%(関東地区)で、『光る君へ』は10.7%だった。

 この二つの大河ドラマよりも低い平均視聴率は『いだでん』のみである。

大河ドラマには事実を求めるファンが一定数います。そうした人たちは、歴史に詳しいので、おかしな解釈があるとすぐに見るのをやめてしまいます。何があっても最後まで見る固定ファンは減ってきているので、おもしろくするための“無理やり”の設定は視聴者離れを生むだけだと思いますよ」(前述の制作会社プロデューサー)

 大河ドラマの視聴率は年々下落傾向。今回は、大河で馴染みが薄い江戸時代中期が舞台と厳しい状況だ。

 初回の平均視聴率は12.3%(関東地区)と前作を下回ってしまったが、盛り返しはあるのだろうか。

このニュースに関するつぶやき

  • あり得ないと言えばナレーターの綾瀬はるかが突然現れてスマホ持ってたことw 面白ければいいんです。だってドラマだもん。タイムスリップしないだけまだましよw
    • イイネ!1
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