岩屋毅外相は7日、来日中のブリンケン米国務長官と東京都内のホテルで会談した。両氏は日米同盟強化の重要性を確認、東・南シナ海で覇権主義的な行動を重ねる中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた、日米協力の深化・継続で一致する見通しだ。
冒頭、岩屋氏は「この4年間、日米同盟はかつてなく強固になった。今後も高みに引き上げたい」と強調。ブリンケン氏はトランプ政権に代わっても「この流れが止まることはない」と応じた。
バイデン大統領が日本製鉄によるUSスチール買収計画に中止命令を出したことについて、岩屋氏は米政府の判断を説明するよう求めるとみられる。