妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太共演『宝島』9.19公開決定 “沖縄がアメリカだった時代”描く

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2025年01月07日 14:10  クランクイン!

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映画『宝島』超ティザービジュアル (C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会
 妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太が共演する大友啓史監督作『宝島』の公開日が9月19日に決定。作品の舞台となる<アメリカ統治下の沖縄>を感じさせる超ティザービジュアル第2弾が解禁された。

【動画】妻夫木聡主演、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太共演! 『宝島』映画化決定特報

 原作は、第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞した真藤順丈の小説『宝島』(講談社文庫)。日本に見捨てられ、アメリカに支配された戦後の沖縄を舞台に、全てが失われ混沌とした時代を全力で駆け抜けた“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描くサスペンス感動超大作だ。主演には妻夫木聡を迎え、さらに広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太らが集結。監督を務めるのは大友啓史。

 沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える、“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。その中心にいるのは、いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼なじみのオン(永山)、グスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)。その中でも、英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ…。

 残された3人はやがて、警察官、小学校の先生、ヤクザになり、それぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発。そして、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す。果たして、消えた英雄が手にした「予定外の戦果」とは何だったのか? そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは―。

 2019年に原作権を取得してから、6年の歳月を経て遂に公開となる本作。当初プロジェクトは順調に進み2021年にクランクイン予定だったが、度重なるコロナ禍に二度の撮影延期を経て、実際にクランクインできたのは2024年2月。スタッフ・キャスト全員が「どうしても今の時代に届けたい」という強い情熱を持ち進んできたからこそ実現した、渾身のプロジェクトがいよいよ本格始動を迎える。

 沖縄戦や本土復帰後を描いた沖縄に関連する映画は過去に多く製作されてきたが、本作では大友監督のもと、<沖縄がアメリカだった時代>を真正面から描き切る。実際に起きた事件を背景に進行する物語を描くにあたり、当時の状況を徹底的に調べ尽くし、リアルな沖縄を再現。クライマックスのシーンでは、延べ2000人を超えるエキストラも投入され、大友監督はその群衆1人1人にまで演出。当時の息遣いまで伝わるリアルな感情の爆発シーンなど、想像を超えるスケールで描ききった。

 この度、現在完成に向けて編集中の本作の公開日が決定し、<アメリカ統治下の沖縄>を感じさせる超ティザービジュアル第2弾が新たに解禁。アメリカ軍に営業許可を受けた「Aサイン」を掲げるバーの前に置かれるのは、米軍関係者のものと思われる巨大なアメ車。当時は右側通行で支払いはドル。全てをアメリカに支配された環境の中、日本人として若者たちはどのように生き抜いたのか。息を呑むほどの緊迫感の中で渦巻くリアルな感情が伝わってくるような、熱量の高い写真となっている。

 映画『宝島』は、9月19日より全国公開。
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