俳優の工藤美桜(25)が7日、都内で開かれたMBSドラマフィル『コールミー・バイ・ノーネーム』(9日スタート)の1話先行上映&トークイベントに登壇し、撮影での苦労を語った。
【全身ショット】白のレースのドレスで登壇した工藤美桜 今作はミステリー小説の名手・斜線堂有紀による人気ガールズラブ小説を実写化。英知大学に通う世次愛(よつぎ・めぐみ/工藤)は、ゴミ捨て場に捨てられていた美しい女・古橋琴葉(尾碕真花)と出会う。琴葉を自宅に招いたことをきっかけに友人になりたいと思う愛に対して、琴葉は本当の名前を当てられるまで『恋人』でいることを提案する。限られた時間の中で不器用な想いと切なさが迸(ほとばし)る、新世代のガールズラブストーリーとなっている。
撮影中の苦労について、工藤は海でのシーンを挙げた。「私自身、水がちょっと苦手っていうこともあって、その不安も結構あったんですけど、本読みの際にもうボロ泣きで、何も伝えられなくて、当日でちゃんと琴葉に伝えられるのだろうかっていうのを、毎日毎日思いながら、どうしようってやってきたんですが…」と話した後、尾碕と目を合わせて「ねっ!」とにっこり。尾碕真花(24)も「無事、終えたね」と笑顔で返した。
尾碕は「そもそも美桜ちゃんが水が苦手だから、“んー”ってなってる状態とめぐみが重なって、尾碕も動かされたし、琴葉の芝居も絶対、美桜ちゃんのお芝居で変わった」と褒めると、工藤も「ありがとう」と喜んだ。
海での撮影では雨も降ったそうで、枝優花監督(30)は「めちゃくちゃ寒くて、全員ビビってた。できるのかなって。我々スタッフも追い込まれていて、その分仕上がった絵はやっぱりよくて」と振り返った。