「昨年12月6日に公開され、27日にはすでに観客動員数150万人、興行収入が20億円を突破。年末年始を挟み、記録はさらに伸びているようです」
こう話すのは芸能関係者。米倉涼子(49)主演『劇場版ドクターX FINAL』の好調ぶりを語る。
「ドラマシリーズの人気というのはもちろんありますが、映画のヒットは米倉さんの宣伝活動があったからこそ。札幌、名古屋、大阪、福岡、東京の5都市で舞台挨拶を行い、その合間には取材に応じたり、テレビ番組に出演したりと多忙なスケジュールをこなしていました」(前出・芸能関係者)
ただその宣伝活動は過酷なものだったようで……。
「実は米倉さんのローカル番組への出演やインタビューは、すべて立ったまま行われました。どの番組も出演時には椅子に座ってインタビューに答えてもらう予定でした。しかし米倉さん側から“病状的に長時間椅子に座ることができない“との説明があったのです。本人も”立っている方が楽“と話していたので、急遽立ちっぱなしということになりました。
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米倉さんはこれまで急性腰痛症や脳脊髄液減少症などを患い女優業をセーブしてきた過去があります。宣伝活動を最後までやり切るためにも体調を気遣っていたようです」(テレビ関係者)
米倉は22年、「急性腰痛症および仙腸関節障害による運動機能障害」のため、主演ミュージカルを降板。19年には「低髄液圧症候群」を発症している。
以降は腰痛や体調不良と闘いながら女優業に取り組んできた米倉だが、“長時間椅子に座ることができない”というのはどのような病状なのだろうか。柏の葉整形外科の山田睦雄副院長に聞いた。
「立っていても辛いが、むしろ座っている時がもっと辛い場合は椎間板ヘルニアなどが痛みの原因になっている可能性があります。リハビリで腰痛は改善することも多いですが、症状が改善しない場合においてしつこい痛みにより精神的な負担に繋がってしまうこともあります」
想像を絶する病状を抱える米倉。体を酷使しながらも宣伝活動を頑張ってきたのは、昨年10月に亡くなった西田敏行さん(享年76)への思いが強いからだという。
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「西田さんは『ドクターX』シリーズに長年出演してきた重要人物。亡くなる9日前には米倉さんらと共に完成報告会に登壇し、『ドクターX』シリーズの終了を寂しがっていました。
西田さんは16年に自宅ベッドから転落したことで頸椎亜脱臼となり、両手足には麻痺が残っていたといいます。さらに近年は糖尿病の治療も受けており、米倉さんとはともに病と闘いながら励まし合う関係でした。今作は西田さんの遺作でもあり、米倉さんも“西田さんが映画の公開を誰よりも楽しみにしていた“と、西田さんの最後の勇姿を全国に届けることを誓っていました」(前出・テレビ関係者)
奮闘の甲斐あり、ヒット中の『ドクターX』。米倉と西田さんの絆の集大成となったはずだ。
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