1974年のフランス映画『エマニエル夫人』に世界中が熱狂してから50年。タイトルも新たに現代的な解釈を取り入れ再び映像化した映画『エマニュエル』(R15+)が、1月10日より都内のTOHOシネマズ日比谷ほか全国の劇場で公開される。
【動画】『エマニュエル』飛行機内での情事シーン&予告編 エマニエル・アルサンによる官能文学を、ジュスト・ジャカン監督、シルヴィア・クリステル主演で映画化した『エマニエル夫人』。日本では、官能シーン満載なのに一般映画として公開され、大人はもちろん女子高生までもが劇場に押し寄せ、大ヒットを記録した。
新生『エマニュエル』の監督を務めたのは、中絶が違法だった時代のフランスの女子学生の妊娠を描いた『あのこと』が「第78回ベネチア国際映画祭」で最高賞の金獅子賞を受賞するなど、世界中で絶賛されたオードレイ・ディヴァン。フランス映画界に現れた新鋭監督が、誰もが初めて体感・体験する、全く新しい官能映画を完成させ、全世界・全世代・全セクシュアリティを翻ろうする。
主演を務めるのは、『燃ゆる女の肖像』、『TAR/ター』など多くの話題作で忘れ難い輝きを放ったノエミ・メルラン。<真の快感>を追い求め、セレブが行き交う高級ホテルを舞台に、人間の危険な欲望に果敢に向き合うエマニュエルの脆さと強さを体現している。
共演には、国際色豊かな俳優たちが集結。『インポッシブル』でアカデミー賞にノミネートされたナオミ・ワッツ、配信ドラマ『Giri/Haji』への出演や『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』の監督などで注目されたウィル・シャープ、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のジェイミー・キャンベル・バウアー、『インファナル・アフェア 無間序曲』の香港の国民的俳優アンソニー・ウォンら。
■『エマニエル夫人』でも描かれた、飛行機内の衝撃シーンが解禁
本作では、1974年の映画とはまた異なる魅力を持ち、<真の快感>を探すエマニュエルの冒険が描かれる。その中で、『エマニエル夫人』で描かれたシーンと同じシーンも登場する。その一つが、大胆で印象的だった飛行機内での情事シーン。スタイリッシュに生まれ変わった同シーンの一部映像が解禁となった。
暗くなった飛行機内で、エマニュエルを密かに目で追う男性。エマニュエルはその熱い視線に気づいてゆっくりと上着を脱いで背中が大きく開いたキャミソールドレスになる。ゆっくりした動作、肌とこすれる布の音、徐々に表れる背中に視線はますます熱くなる。そのような視線を向けられていることを察しつつ、エマニュエルは挑戦するかのように席を立つ。真っ直ぐトイレの方へ歩いていき、扉を閉める。拒絶も許容もしないエマニュエルは、男性に行動の選択を委ねるのだった―――。
『エマニエル夫人』と同様に本作の飛行機内シーンも大胆だが、静かでより挑発的。受動的だったエマニエル夫人は、自立した能動的な女性エマニュエルとなり、自らの快感を求めて誘惑する。果たして扉の先に待ち受けているのは本当に快感なのだろうか?
■ストーリー
エマニュエルは仕事でオーナーからの査察依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながらその裏側を調べ始めるが、ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流は、彼女を《禁断の快感》へといざない――。
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