ニッポン放送社長、休止の中居正広ラジオ　４日放送は「総合的な判断」

ニッポン放送の檜原麻希社長が8日、都内の同局で定例会見を行い、先月「NEWSポストセブン」や「文春オンライン」などで女性とのトラブルが報じられた中居正広（52）がレギュラー出演する「中居正広　ON＆ON AIR」（土曜午後11時）について、次回11日の放送分を見合わせることを明かした。

今後の放送をどうしていくかは未定といい、収録のストックについては「基本的には毎週の番組。その都度いろいろと放送している」とし「今後のスケジュールを都度確認しながらの収録になります」と話した。

今回の報道を受け、中居の出演するテレビ番組が軒並み、収録中止や放送延期などの対応がなされる中、同番組は1月4日の回も通常通り放送していた。会見では同日放送分までは12月上旬ごろに収録されたものだと明かし、放送を決断した理由について、檜原社長は「総合的な判断です。当時の報道で何かを導き出すことは何もなかったということです」とした。

報道では、中居とトラブルになったとされる女性が当時勤務していたフジテレビに事態を報告するなどしていたが、調査などは行われなかったとされていた。ニッポン放送はフジテレビと同グループの企業で、あらためてそうした事実についての所感を求められると、檜原社長は「我々はグループ会社で仲間でありますけど、このことについてはフジテレビさんにお問い合わせいただきたいです。そんなことはないと信じていますし、確定的なことはわからないので、お答えしかねるというのが正直なところです」と語った。

再開の判断については「総合的に判断しながら精査して決めていくしかない」とし「来週になって直前までいろいろな状況をまた見ていく形になると思います」とした。

今回の放送休止は中居サイドも了承済みといい「あくまでもニッポン放送の編成的な判断で、先方にもお伝えして了解していただいております。その後については都度判断していきたい」とした。代替番組については調整中という。

中居の出演番組をめぐっては、MCを務める7日の日本テレビ系バラエティー「ザ！世界仰天ニュース　新春4時間スペシャル」では出演シーンがカットして放送された。その他のレギュラー番組でも差し替えや収録休止などが相次いでおり、8日にはフジテレビが「だれかtoなかい」の休止を発表していた。

檜原社長は中居サイドとのやりとりについて「レギュラーを持っているパーソナリティーなので、当然コミュニケーションはありますが、詳細は控えさせていただきます」とした。コンプライアンス面などに照らし合わせた聴取の有無などを問われる場面もあり「電波を預かって放送している身なので、そういった問題があれば対応します。（聞き取りなどについて）現在は詳細はコメントを控えさせていただきたいなと思います」と語るにとどめた。

また、スポンサーの反応については「当然、ニュースで報道されていることはご存じだと思いますが、その他は弊社に細かいお問い合わせはございません」とした。