映画『レイブンズ』(3月28日公開)本ポスター (C)Vestapol ハリウッド製作ドラマ『SHOGUN 将軍』の演技で、日本人初となる「第82回ゴールデングローブ賞」助演男優賞(テレビドラマ部門)を受賞した浅野忠信が主演する、仏日西白合作映画『レイブンズ』が、3月28日より都内のTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国で公開される。浅野演じる主人公と妻を演じる瀧内公美による“幸福な新婚”から“修羅場”まで、怒とうの60秒本予告と本ポスターが解禁となった。
【動画】映画『レイブンズ』怒とうの60秒本予告
『レイブンズ』は、伝説の天才写真家 深瀬昌久の実話に着想を得た物語。本予告は、伝説の深瀬昌久と妻・洋子を演じる、浅野と瀧内の、“屠殺場”でフォトセッションする刺激的な初デート、庶民的な団地での幸せな新婚家庭シーンを経て、芸術と生活のはざまで愛憎を募らせていく様子が切り取られている。
「そんなものの後ろに隠れてないで…。私を見てよ…カメラ じゃなくて眼で見て」と慟哭する洋子。父や助手、果てには鴉の化身からもダメだしされ、写真の魔にとりつかれていく深瀬が、ナイフをギリギリと突き立てる。そこには切り裂かれた最愛の洋子のポートレートが…。鴉、サスケなど深瀬昌久の名作写真も随所に登場する。
森山大道らとニューヨークMoMA“New Japanese Photography”展(1974年)で発表した写真が絶賛を浴びた伝説の写真家・深瀬昌久の78年にわたる波瀾万丈の人生を、実話とフィクションを織り交ぜて大胆に描いた本作。写真にとりつかれた天才の狂気と、撮ることでしか愛しかたを知らなかった純粋さを、浅野が繊細かつワイルドに演じきった。
深瀬の<最愛の妻であり最強の被写体>洋子役の瀧内は、ミューズという古典的役割を軽々と飛び越え、美しく自由な圧倒的存在感で演じた。さらに、古舘寛治、池松壮亮、高岡早紀ら実力派俳優が脇を固める。
本ポスタービジュアルは、マーク・ギル監督による浅野、瀧内のモノクロの特写を使用。互いを鎖で縛りつつ、愛し合い、傷つけあい、強い眼差しで夢を追い続ける深瀬と、ミューズ以上の存在感の洋子。危険性を孕んだ運命の恋を表現している。スペインで活躍する書家・永田充の書「鴉」を大胆に配置している。キャッチコピーは「完璧なショットが、愛を犠牲にしていく」。
あわせて、30代の新婚のラブラブモードの深瀬、北海道の実家で結婚報告に緊張する深瀬、ニューヨークで成功しドヤ顔の深瀬、40代の妻と別居し泥酔する深瀬など、浅野が見せるさまざまな表情を切り取った場面写真も解禁となった。
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