短時間で積雪急増も 明日10日にかけ除雪追い付かない大雪に 不要不急の外出控えて

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2025年01月09日 11:58  日本気象協会

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日本気象協会

短時間で積雪急増も 明日10日にかけ除雪追い付かない大雪に 不要不急の外出控えて

今季最強寒波の影響で、今日9日は日本海側を中心に広く雪が降り、短時間で積雪が急増している所があります。また、日本海側では強い西風が吹きつけて猛吹雪になっている所もあります。明日10日にかけて警報級の大雪や暴風雪が続くため、不要不急の外出は控えてください。



●今日9日 今季最強寒波で日本海側で積雪急増


今季最強寒波の影響で、今日9日は日本海側を中心に広く雪が降っています。
気象衛星雲画像を見ると、日本海には真っ白な発達した雪雲の列が見られます。これは日本海側に大雪をもたらす主な要因の1つでもある「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」が発生しているものとみられます。風と風が収束し、発達した雪雲が北陸や東北の日本海側にかかりやすい状態が続き、積雪が急増しています。

午前10時まで24時間降雪量の最大値は、岐阜県白川村や飛騨市河合で50センチを超えました。福島県西会津町では、昨日8日午前10時の積雪は11センチでしたが、今日9日午前10時は53センチとなっています。

また、北海道から山陰にかけて、日本海側では強い西風が吹きつけ、猛吹雪になっている所もあります。


●明日10日にかけて日本海側は危険な大雪続く


明日10日にかけても日本海側を中心に、警報級の大雪や暴風雪が続く見込みです。
すでに日本海側では積雪が平年値を上回っている所が多く、青森県や新潟県では平年の2倍以上になっている所がありますが、さらに大雪が続く見込みです。

山陰から北陸、東北の日本海側を中心に、除雪が追い付かないほどの雪の降り方になるでしょう。岐阜県や長野県の山間部、関東北部の山沿いも短時間で積雪が増える見込みです。
雪に加えて風も強まり、見通しが全くきかないホワイトアウトになる所もあるでしょう。外出は危険を伴いますので、やむをえない場合を除いては、不要不急の外出は控えてください。


●予想降雪量


北日本から西日本では10日にかけて、大雪となる所があるでしょう。
今日9日午前6時から明日10日午前6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
北海道地方 60センチ
東北地方 70センチ
関東甲信地方 40センチ
北陸地方 80センチ
東海地方 70センチ
近畿地方 50センチ
中国地方 60センチ
四国地方 30センチ
九州北部地方 40センチ

その後、明日10日午前6時から明後日11日午前6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
北海道地方 40センチ
東北地方 50センチ
関東甲信地方 50センチ
北陸地方 70センチ
東海地方 70センチ
近畿地方 50センチ
中国地方 70センチ
四国地方 10センチ
九州北部地方 10センチ

大雪による交通の影響に十分警戒し、着雪やなだれに注意してください。除雪作業中の事故も増えています。雪下ろしや雪かきの作業は安全確認を行って、十分お気をつけください。
また、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波にも警戒が必要です。



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