パリス・ヒルトン所有するビーチハウスが山火事で焼失「言葉にならないほど心が張り裂けそう」

米タレントで実業家のパリス・ヒルトン（43）が米ロサンゼルス西部マリブに所有するビーチハウスが8日、前日パシフィックパリセーズで発生した大規模な山火事の影響で焼失したことが分かった。米オンラインメディアTMZが情報筋の話として報じたもので、ビーチを目の前に望む豪邸は火災によって壊滅的な被害を受け、完全に焼失したという。

地元メディアも、マリブのビーチフロントに立ち並ぶ豪邸の多くが壊滅的な被害を受けていると伝えている。ヒルトンはX（旧ツイッター）で地元テレビ局abc7のニュース映像を共有し、「言葉にならないほど心が張り裂けそう。家族と一緒に座ってニュースを見ながら、マリブの家がテレビの生中継で全焼するのを見るのは誰も経験すべきではないこと」と、自宅が燃える様子をニュースで視聴したことを明かした。

「この家はたくさんの大切な思い出を築いた場所だった」とつづったヒルトンは、「喪失感は計り知れませんが、家族が無事であることに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。「この惨状は想像を絶するものです。今日、多くの人が故郷と呼んでいた場所を失って目を覚ましていることを知ると、本当に胸が張り裂けそう」と記している。

マリブのビーチフロントには、俳優レオナルド・ディカプリオら多くのセレブが不動産を所有している。

パシフィックパリセーズは、マリブとサンタモニカの間に位置するエリアで、7日午前に発生した山火事はマリブの一部地域にも被害を拡大している。マリブは昨年12月にも山火事が発生し、4000エーカー以上が焼失したばかり。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）