俳優前田公輝(33)が9日、大阪・新歌舞伎座で主演ミュージカル「ミセン」の公開舞台稽古を行った。韓国で14年に社会現象となったドラマをミュージカル化し、日本初演。囲碁のプロ棋士の夢を諦め商社にインターン入社した主人公チャン・グレ(前田)の成長物語となっている。
公演は10日に新歌舞伎座で開幕(14日まで)する。ミュージカルで初主演を務める前田は約2カ月の稽古を経て、開幕を翌日に控えた心境について「この作品、チャン・グレに出会えたことが、本当に幸せ。その幸せはこの作品に大事なこと」と話し、「チャン・グレは何のスキルもなく商社に入るが、みんなが何かしらのプロであると思った」と振り返った。
「僕自身が幸せと感じているので、おこがましいかもしれないが、共有させていただくことができたら、ステキな舞台になるかなと思う」と意気込んだ。
「末生(ミセン)」とは韓国特有の囲碁用語で「死んでもいないし、生きてもいない石」を意味する。
舞台上には囲碁の碁盤の立体映像が表れ、それぞれの人生を視覚的に表現していく。「碁石」など囲碁用語のセリフもある。
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新歌舞伎座に続き、公演は愛知県芸術劇場大ホール(2月1〜2日)、東京・目黒パーシモンホール(2月6〜11日)で上演される。
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