2024年3月に行われた、次世代の原石発掘オーディション『bijoux AUDITION 2024』でグランプリに輝いた18歳美少女・秋好美桜(あきよし・みお)が、2025年1月9日21時から放送が開始された唐沢寿明主演木9ドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日)に、鈴木保奈美演じる飯田久美子の娘・芹奈役で出演中だ。2025年の飛躍が期待される新人女優に、デビューのきっかけとなったオーディションについて、その後の自身の変化・成長、そしてドラマの現場について、今後の目標について話を聞いた。
【場面写真】母親役の鈴木保奈美と秋好美桜の共演シーン■秋好美桜インタビュー
――2024年の春に行われたオーディションでデビューのきっかけを掴んだ秋好さんですが、以前から芸能界に興味や憧れはあったんですか?
【秋好】「元々芸能界にはあまり興味がなかったんですが、オーディションには母が応募していたんです。書類選考を通過して、一次面接に進むというときに母に応募していたことを知らされました」
――自分で芸能の道に進みたいと言っていたわけではなくて、お母さんがきっかけを作ったんですね。でもそこから審査へと進むことになるわけですが…。
【秋好】「私は宮崎県出身なんですけど、第一次面接の会場が福岡だったので“福岡に行けるなら”って、最初は本当に軽い気持ちで臨んでいたんです。でも、大阪、東京での審査と進んでいく段階で、周りの子たちがどれだけオーディションに対して本気なのかを身に染みて感じて。自分も真剣に挑まなきゃと意識が変わっていきました」
――そして見事グランプリを受賞。そこからまだ1年も経っていませんが、順調に俳優・モデルとしての活動を経験されています。そんななかで、ご自身の成長や変化を感じることはありますか?
【秋好】「最初はとにかくやってみようというチャレンジ精神しかなかったんですが、ファッションの媒体やドラマの撮影を経験して、新しい発見や学びを得て成長を感じたので、それがこの業界の楽しいところなのかなと思いました。レッスンや現場を経験すると難しいことばかりだなと思いますし、これからも大きな壁にぶつかったりすると思うのですが、新しい自分を見つけながら、自分なりに頑張ってみようという気持ちでいます」
――最初は意識していなかった芸能界の仕事ですが、これからも続けていきたいというモチベーションは生まれましたか?
【秋好】「はい。ファッション撮影では、普段自分が取り入れないような個性的なファッションを着用できるのがすごく楽しかったですし、ドラマの撮影ではたくさんのスタッフの皆さん一人ひとりと関わって、一緒に一つの方向を見て作品を作り、完成させるという作業が楽しいと思いました」
――新しい自分は見つかりましたか?
【秋好】「今やっていること全てが、以前の自分には無かったことなので、全部が新しい自分だなぁと思います。今どんどん自分を更新している感じです」
――そして現在出演中のドラマ『プライベートバンカー』は、これまでの出演作のなかでも最も大きな規模で、主演の唐沢寿明さんをはじめ、著名なベテランの俳優が多数出演する作品です。この作品に出演が決まったと聞いたときの感想はいかがでしたか?
【秋好】「こんなにキャリアのある方々の中に、半年ぐらいしかキャリアのない私が入っていいのか? 自分にできるのか? と最初は本当に不安のほうが大きかったんです。でも監督さんと役についてお話をして、自分の役を固めていくうちに、だんだん不安が消えて、頑張ろう、自分ならできる!という気持ちに変わりました」
――今回は、投資詐欺に遭い巨額の負債を抱えてしまうだんご屋さんの社長の娘という役です。どんなキャラクターだと捉えていますか?
【秋好】「鈴木保奈美さんが演じるお母さんが、ちょっとおっちょこちょいな人なので、「娘である私がお母さんを支えてあげなきゃ」と思っているんです。学校に行きながらちゃんとお店のことも考えている、すごく真面目な子という役です」
――鈴木保奈美さんと一緒のシーンも多いと思うのですが、どんな印象ですか?
【秋好】「最初の撮影の時、私が本当に緊張して体がこわばってしまったのですが、その時保奈美さんが私の肩をさすりながら“大丈夫!大丈夫!”って支えてくださって、すごく緊張がほぐれました。実のお母さんみたいな優しさを感じました」
――撮影中のエピソードで印象に残っていることは?
【秋好】「1話で、保奈美さん演じる母がビルから飛び降りようとするのを止めるシーンがあるのですが、私は普段あまり大きな声を出すようなタイプではないので、振り切れなくてすごく苦戦しました。でも一番やり切ったと思えるシーンになったので、思い出に残っています」
――『プライベートバンカー』はこれまで以上に幅広い年齢層の方々に見ていただける作品になると思います。
【秋好】「このドラマをたくさんの方に観ていただけたらいいなと思ってます。そして、この作品で私を見つけて、調べて、興味を持ってくださる方が増えたらいいなと願ってます…!」
――まだこのドラマが始まったばかりですが、今後はどんな作品にチャレンジしてみたいですか?
【秋好】「アクション映画にチャレンジしたいです。中学生のときに観た『レオン』という映画が大好きで、自分も銃を撃ってみたいと思っていました。ガンアクションとか格闘は映像の世界でしかできないので、憧れています。高石あかりさん(※「高」ははしごだか)主演のアクション映画『ベイビーわるきゅーれ』のシリーズは全部見ました! 私もガンさばきが様になるように、モデルガンでも持とうかな(笑)」
――オーディションでグランプリを受賞して、地元・宮崎から上京したことは大きな変化ではないですか?
【秋好】「上京したのは去年の4月なんですが、東京の大学に進学が決まっていたのでちょうど良いタイミングでした。宮崎に比べて東京はいっぱいビルが建っていて、自然が少なく、人が多いので空気が籠もってるなあって感じがします。でも家族とはよく連絡を取っているので、ホームシックにはなっていません。一番大変なのは方言ですね。こちらに来たばかりの時はすごく訛ってるって言われましたし。トレーニングはしているんですけど、自分では気付きにくいイントネーションが難しいです」
――一人暮らしも大変かもしれませんが楽しそうですね。
【秋好】「上京してから、アジの開きにハマってます。グリルで焼いてご飯をよそうだけなので、簡単なんですけど、焼きたてが食べられますし、ヘルシーなので一石二鳥だと思っています」
――ちなみに、オーディションをきっかけに現在所属している「bijoux」はどんな事務所ですか?
【秋好】「元々想像していた芸能プロダクションは、裏側がすごいとか怖い印象もあったので、ちょっとビビっていました(笑)。でも実際はコミュニケーションを大切にしていて信頼し合える関係でいられると思っています。お仕事の面でも、プライベートの面でも今すごく楽しいです」
――最後に『プライベートバンカー』をご覧になる方にメッセージをいただけますか?
【秋好】「このドラマは、富裕層の資産管理をするスペシャリスト「プライベートバンカー」が、数々のお金にまつわる問題に切り込んでいくというお話です。
金銭トラブルを爽快に解決していく気持ちよさを感じられる作品になっています。このドラマをきっかけに新しい情報が得られて、勉強にもなるドラマだと思います。ぜひご覧ください!」
――ちなみにお金といえば、オーディションの賞金が1000万円で、受賞後のお話では「貯金したい」とおっしゃっていましたね。
【秋好】「はい、貯金してお母さんに管理してもらってます。将来何があるかわからないので、大事な資金になるかもしれないって思っています」
――ほかにも「革のライダースがほしい」と言ってました。それは買えたんですか?
【秋好】「ライダースはずっと迷っているんです。革ジャンって何十年もずっと使えるものだし、高価なので“絶対これしかない!”っていうものを探している途中です。でもすごく惚れ込んだものに出会ったらその瞬間に買います!(笑)」
■秋好美桜プロフィール
2006年1月31日生まれ、宮崎県出身。俳優・モデル。
2024年3月に開催された「bijoux AUDITION 2024 supported by KeyHolder Group」にてグランプリに輝く。
Rakuten GirlsAward 2024 Autumn/Winter出演、ABCマート×adidas「GRADAS」広告起用、その他MV出演など続々と活動の幅を広げている。
今回、2025年1月期テレビ朝日木9「プライベートバンカー」でドラマ初出演を飾る。
■木9ドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日系毎週木曜夜9時)
富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うプライベートバンカー・庵野甲一(唐沢)が、金融知識を武器に相続争いや愛人問題、裏金疑惑など“金”にまつわる数々の問題を打破していく痛快マネーサスペンス。