1月23〜26日にアメリカ、フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦『ロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)』の最新エントリーリストが公開された。
同シリーズを運営するIMSAは先月、2025年シーズンを開始するラウンドの暫定エントリーリストを発表。今回のリストはその更新版となり、最高峰カテゴリーのGTPをはじめ、LMP2、GTDプロ、GTDという計4クラスで新たに出場ドライバーが明らかになっている。
ポルシェ、キャデラック、アキュラ、BMW、ランボルギーニの5社が参戦(アストンマーティンは第2戦セブリングから出場予定)するトップカテゴリーでは、トリスタン・ボーティエとニコ・ピノが、プロトン・コンペティションでニール・ジャニと合流することなった。しかし、この5号車ポルシェ963のラインアップはまだ4人目が未確定だ。
LMP2クラスでは、最近ドライバーラインアップを固めたユナイテッド・オートスポーツの2台のほか、AFコルセが走らせる88号車オレカ07・ギブソンで未確定だった最後のドライバーとしてディラン・マリーが確認されている。
同じく4人目としてデイトナ出場が決定したジュール・グーノンは、75エクスプレスによるGTDプロキャンペーンに加わり75号車メルセデスAMG GT3エボをドライブすることに。また同クラスでは、レクサスRC F GT3を走らせるバッサー・サリバン・レーシングの新しい布陣も明らかになった。
GTDクラスは、アストンマーティンユーザーのファン・デル・ストゥール・レーシングのラインアップが確認されたほか、エディ・チーバーIIIがリカルド・アゴスティーニに代わってトリアルシ・コンペティツィオーネの023号車フェラーリ296 GT3に移っている。アゴスティーニはAFコルセに移動し50号車フェラーリ296 GT3をドライブすることになる。
アストンマーティンのファクトリーエースであるニッキー・ティームは、デイトナ後に活動休止が予定されているマグナス・レーシングに再合流する。一方、ローラ・カーズ社の会長であるティル・ベクトルシャイマーはブロンズドライバーとして、グラディエント・レーシングの66号車フォード・マスタングGT3をドライブする予定だ。
このほか、インセプション・レーシングはデビッド・フマネッリを4人目として迎え、ダン・ノックスはメルセデスAMGファクトリードライバーのラルフ・アロンを擁するローン・スター・レーシングに加わることが確認された。
大半のチームが、月末の24時間レースに向けてドライバーラインアップを確定させるなか、GTDプロクラスで2台のBMW M4 GT3エボを走らせるポール・ミラー・レーシングは各車4名ずつ、計8名のドライバー全員を発表していない稀有な存在となっている。