アストンマーティンの新代表にコーウェルが就任。元代表クラックはトラックサイド部門の責任者に

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2025年01月11日 07:20  AUTOSPORT web

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CEO兼チーム代表の座に就いたアンディ・コーウェル(アストンマーティン)
 アストンマーティン・アラムコF1チームは、エイドリアン・ニューウェイ加入を前に、シニアマネジメントチームを再編し、グループCEOのアンディ・コーウェルがCEOおよびチーム代表の座に就き、これまでチーム代表を務めてきたマイク・クラックの役割がチーフトラックサイドオフィサーに変更されることを発表した。

 かつてメルセデスでエンジン部門のボスを務めたコーウェルは、マーティン・ウィットマーシュに代わる形で、2024年10月にグループCEOとしてアストンマーティンに加入した。1月10日の発表によると、コーウェルは、即時、CEO兼チーム代表に就任、2022年からチーム代表の役割を果たしてきたクラックには、新しい役割が与えられた。

 チームは、今回の体制変更を「チャンピオンシップで勝利できるチームになるという使命を継続する」ためのものであるとし、コーウェルのチーム代表就任は「リーダーシップの明確化と、よりフラットな組織への移行の一環」と説明している。

「最高のレースカー・パフォーマンスを実現するために、チームの空力、エンジニアリング、パフォーマンスの各部門は、独立した専任のトラックサイドチームとAMRテクノロジーキャンパスに拠点を置くチームに進化し、それぞれがアンディ直属の組織となる」とチームは述べている。

 元代表クラックは、チーフトラックサイドオフィサーとして、トラックサイドチームを率い、サーキットにおいてマシンのパフォーマンスを引き出すことに集中する。

 パフォーマンスディレクターを務めてきたトム・マッカローは、F1にとどまらないより広範なレースカテゴリーにおけるリーダーの役割を務めることになる。

 AMRテクノロジーキャンパスチームの指揮を執るのは、新たにチーフテクニカルオフィサーとして加入するエンリコ・カルディレだ。カルディレはフェラーリでシャシー担当テクニカルディレクターを務めた人物で、2024年にアストンマーティンへの移籍が発表された。「チームは、新しいレースカーを作り上げるという、競争的な独創性の課題に100パーセント集中できるようになり、カルディレは、新しいレースカーの設計、デザイン、製造を監督する」とチームは述べている。

 CEO兼チーム代表に就任したコーウェルは、次のようにコメントした。

「この3カ月間、自分たちのパフォーマンスを理解し、評価してきて、このチームの献身、責任感、そして懸命な努力に非常に感銘を受けた。AMRテクノロジーキャンパスが完成し、2026年にはフルワークスチームに移行する。戦略的パートナーであるホンダおよびアラムコとともに、我々はチャンピオンシップを獲得できるチームになるための道を歩んでいる」

「今回の組織変更は、我々が予定している複数年計画の自然な進化であり、私は今、将来に大きな期待を抱いている」

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