今日11日は、日本海側では午前を中心に雪。午後は雪の範囲が狭くなりますが、積雪や凍結などによる交通への影響に注意が必要。太平洋側は広く晴れますが、寒さが続くでしょう。
●大雪の影響 続く
今日11日は冬型の気圧配置が次第に緩み、一連の寒波も終わりが見えてきました。午後9時の予想天気図では等圧線の間隔もかなり広がり、強い風も収まるでしょう。日本海側を中心とした大雪のピークは越えましたが、今朝にかけての24時間降雪量は、群馬県みなかみ町の藤原で77センチ(午前2時まで)、新潟県の湯沢で44センチ(午前3時まで)、福島県の桧枝岐で43センチ(午前4時まで)。平年を上回る積雪となっている所も多く、注意が必要です。
大雪になった地域では、積雪や凍結で路面の状態が悪くなっています。特にトンネルの出入り口、交差点やカーブは特に滑りやすいため、急ブレーキなど「急」のつく運転は避けましょう。積雪が多い地域では、屋根からの落雪に注意し、雪下ろしは必ず2人以上で安全を確保して行ってください。山沿いでは、なだれにも注意が必要です。
●午後 日本海側の雪の範囲は狭くなる
北海道の日本海側から山陰にかけては、午前を中心に雪が降るでしょう。雷を伴って降り方が強まる所もあり、山形県や新潟県の山沿いなどでは、さらに積雪が増えそうです。夕方以降は、雪の範囲が狭くなり、降り方も落ち着いてくるでしょう。
北海道の太平洋側から山陽、四国にかけては、広い範囲で晴れる見込みです。空気の乾燥が続きますので、火の取り扱いにご注意ください。一方、山沿いや内陸は、昼頃まで雪の降る所があるでしょう。九州は所々で雨が降り、平地でも雪のまじる可能性があります。
沖縄は雲が広がりやすく、朝晩を中心に雨の所があるでしょう。
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●寒中らしい寒さが続く
今日11日の予想最高気温です。
北海道は昨日10日より低く、札幌はマイナス1℃。最高気温が0℃未満の真冬日となり、凍てつく寒さでしょう。東北と北陸は5℃から7℃くらい、関東から九州は10℃前後の所が多くなりそうです。昨日10日より2℃ほど高い所が多いものの、平年並みか低いでしょう。北よりの風が弱まる分、いくぶん寒さは和らぎそうです。沖縄で16℃から17℃くらいと、日中もあまり上がらないでしょう。
夜は冷え込みが強まるため、出かける時間に合わせて、服装で調節してください。
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