プレマ・レーシングは1月10日、アメリカのノース・カロライナ州シャーロットにて、インディカー活動のローンチイベントを開催し、インディカーでの活動を正式にスタートさせた。
ゼネラルモータース(GM)のシャーロット・テクニカル・センターで開催されたローンチイベントには、インディカー・シリーズを運営するペンスキー・エンターテイメントのCEOであるピアーズ・フィリップスや、GMモータースポーツ・コンペティション・エグゼクティブ・ディレクターのエリック・ウォーレンをはじめ、各界のリーダーやパートナー、そしてメディアが集結。チームオーナーのデボラ・メイヤーとルネ・ロジンが、インディカープログラム立ち上げの背景やビジョンを説明した。
同イベントには83号車のステアリングを握るロバート・シュワルツマン、90号車に乗るカラム・アイロットというふたりのレギュラードライバーも出席。さらには、ロマン・グロージャンが同チームのリザーブドライバーとして加わることが明らかにされた。
チームオーナーのひとり、ルネ・ロジンは「インディカーという新たな世界に参加できることを誇りに思うと同時に、新たに多くの人たちと我々のビジョンを共有できたことをうれしく思う」と、コメント。
また、プレマ・レーシングのインディカーチームCEOを務めるピアーズ・フィリップスは「今日はこの新しい試みのスタートして以降、我々のグループが取り組んできたこと、成し遂げてきたことを紹介する重要なステップとなった」とコメント。
「最新鋭の施設を建設し、そこにビジネス界最高の人材を集め、そして今、初めてマシンを走らせる準備が整った。我々は真っさらな状態からスタートし、自分たちで作り上げ、これから走り出そうとしている」
イベントには、カラーリングが施された2台の車両も登場。イベント終了後、チームはドライバーとともに最初のテスト走行に臨む予定だ。FIA F2やFIA F3など、ヨーロッパでは強豪に数えられ、多くのF1ドライバーを輩出してきたプレマ・レーシング。北米インディカーではどのような戦いを繰り広げるだろうか。