マクロミルは、新成人500人調1月8日発表した。同調査は2024年12月6日〜2024年12月10日の期間、全国、2025年成人式の参加対象者500人を対象にインターネットを用いて行われた。
貯蓄や資産運用の方法を聞いたところ、「新NISA」を活用している人は11.2%だった。一方、「預貯金」は41.8%、「タンス預金」は9.8%と、貯金派が多数という結果になった。
その一方で、「貯蓄や資産運用はしていない」という人も44.0%おり、新成人の貯蓄・資産運用状況は二分されていることがわかった。
SNSの利用率について調査したところ、特に「TikTok」の利用率が前年から8.2ポイント増の61.2%に達し、この5年で利用率が約5倍に拡大した。
また、「BeReal.(ビーリアル)」は、前年から11.4ポイント増加し28.2%となった。「盛らないSNS」として話題を集め新成人からも支持を得ているという。
生成AIの使用頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日利用している」人は8.2%、「週に1日以上」は37.0%だった。
使用するシーンは「レポートや論文の執筆をするとき」が53.6%、「課題の回答案を作成するとき」が44.5%と、主に学習面での使用が目立った。
海外に対する関心について調査したところ、「外国語習得」、「海外旅行」、「外国人と日本国内で働くこと」など各項目で軒並み低下していることがわかった。
特に前年関心が上昇した「ワーキングホリデー制度の活用」への関心は今年33.2%で12.6ポイントの減少となった。ワーホリでの働き口の減少といった報道もあり、ワーホリ自体への関心が大きく低下する結果となった。(蒲生杏奈)