『TATAMI』自由と尊厳のため戦うことを選んだ主人公たちの新場面写真解禁

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2025年01月12日 12:01  cinemacafe.net

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『TATAMI』© 2023 Judo Production LLC. All Rights Reserved
第36回(2023年)東京国際映画祭にて審査委員特別賞と最優秀女優賞の2冠を達成した話題作『TATAMI』から、試合を棄権して政府に服従するか、自由と尊厳のために戦うか、人生最大の選択を迫られた主人公の柔道選手レイラと監督マルヤムを見守る者たちの新場面写真が解禁となった。

ジョージアの首都トビリシで開催中の女子世界柔道選手権。イラン代表のレイラ・ホセイニと監督のマルヤム・ガンバリは、順調に勝ち進んでいくが、金メダルを目前に、政府から敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるため棄権を命じられる…。

2019年、日本武道館で行われた世界柔道選手権で実際に起こった事件をベースに映画化された本作。

まず、見事な一本勝ちで初勝利を飾ったレイラは、続いて「支え釣り込み足」で快勝、さらに「腕ひしぎ十字固め」を決めて三連勝を果たす。レイラの快進撃をテレビで観戦していた夫のナデルも思わずガッツポーズ。

その時、マルヤムに突然の電話が掛かってくる。それはレイラを「棄権させろ」という命令だった…。突然の理不尽な命令を受けたレイラは、自由と尊厳のために戦うことを決意する。

一方、最高指導者からの絶対服従の命令が意味することを理解しているマルヤムは、懸命にレイラを説得しようとする。そのとき、激しく対立するふたりの姿を冷静に見つめていたのは、世界柔道協会(WJA)のステイシー・トラヴィスだ。2人の異変に気づいた彼女はすぐに行動を開始する。

たった1人でも、畳の上で戦い続ける。意を決したレイラが夫に伝えた言葉は「今すぐ息子を連れて逃げて」だった…。

今回初解禁された場面写真4点のうち、1枚は観客席から試合を見つめるステイシー・トラヴィスを捉えたもの。

演じているのは米ミシガン州出身のジェイミー・レイ・ニューマン。スティーヴン・スピルバーグ監督の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』ほか、『ターザン』(2013)、エミー賞ノミネートのTVシリーズ「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」などに出演。

プロデューサーとして名を連ねている彼女の夫は、イスラエル出身で本作の共同監督ガイ・ナッティヴ。夫妻は制作会社「ニュー・ネイティヴ・ピクチャーズ」を運営し、活躍の場を広げている。

そして快進撃を続けるレイラが見事な投げ技を放つ柔道シーンも到着。

さらに緊急連絡を受けた夫ナデルとレイラが携帯電話で会話を交わすカット。神妙な面持ちの夫と緊張感に満ちた妻の表情が緊張感を伝える。

夫ナデルを演じるアッシュ・ゴルデーは、イラン人両親のもとにフランスで生まれ、ニューヨークで演劇を学んだ後、舞台を経て映画デビュー作『あさがくるまえに』に出演。その後のガイ・リッチーの『コヴェナント/約束の救出』『ペルシアン・バージョン 娘が好きになれないワケ』、エミー賞のドラマ部門で最優秀賞を受賞したApple TV+「テヘラン」などに出演している。

『TATAMI』は2月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。





(シネマカフェ編集部)

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