【写真】広瀬すずが多彩な表情と装いで新境地! 『ゆきてかへらぬ』場面写真
本作は、大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。脚本は『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現できなかった、いわば「知る人ぞ知る」幻の脚本。「滅多にない優れたシナリオ」とこの脚本にこがれ続けていた根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、美しい時代を火花散らすように駆ける3人の男女を、広瀬すず、木戸大聖、岡田将生が演じた。
解禁された場面写真では、本作の舞台となる大正〜昭和初期を背景に、さまざまな衣装を華麗に着こなす広瀬すずの姿がお披露目。
特に、「文化の百花繚乱(りょうらん)」と称される大正時代を象徴するような衣装は、優雅な和装からクラシカルで洗練された洋装まで、時代を超えた美しさを惜しみなく放っている。
広瀬が本作で演じるのは、実在した俳優・長谷川泰子。才能あふれるアーティストふたりに愛されながらも、自身の夢と向き合い続ける、まっさらで潔い女性を全力で体現した。
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スタイリングを担ったのは、日本映画界を代表するトップ衣装デザイナーの大塚満とスタイリストの伊賀大介。「大正時代の着物が大好き」と話す大塚は「現代の着物において避けられる傾向にあるが、大柄の着物は大正時代の象徴です。広瀬さんにはとても似合っていて、大きな柄に負けないバランスの良さを感じます。どれも鮮やかに着こなしてくれました」と広瀬を絶賛。
さらに、「大正時代が世界的にも一番かっこよかった時代」と評する伊賀も「本作ではヒロインの多面体の美しさを絵巻もののように見せられたら、と考えました。そのキャラクターが何を着てこの世界にやってきて、何を着て出ていくのか。いつもそこを大切にしています」と熱のこもった細部までのこだわりを語っている。
序盤のセーラーカラーの衣装で見せるどこか少女らしいあどけなさから、悲しみと覚悟が色づく終盤のブラックドレスまで。2人の衣装担当による共同作業によって生まれた美しい衣装の数々と、長谷川泰子を全力で生きる広瀬すずの圧倒的表現力が見事に融合した。
映画『ゆきてかへらぬ』は、2月21日より全国公開。
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