1月12日、TOYOTA GAZOO Racingは、東京オートサロン2025のなかで行われた『TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing(TG-RR)』のトークショーのなかで、2025年のスーパー耐久シリーズ、ニュルブルクリンクの詳細な参戦体制について発表した。
12日10時から行われたトークショーでは、2024年のスーパー耐久をORC ROOKIE Racingから戦った佐々木雅弘、小倉康宏、石浦宏明、豊田大輔、坪井翔、大嶋和也、佐々木栄輔、そして片岡龍也、蒲生尚弥、松井孝允というメンバーが登壇した。
冒頭、1月10日のプレスカンファレンス内で紹介された『TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing』について、ROOKIE Racingのオーナーであるモリゾウの思いが改めて紹介された後、2017年に片岡が立ち上げた『T's CONCEPT』から振り返るROOKIE Racingのチームの歴史が語られた。
そして、チームが掲げるテーマ『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』に向けてモリゾウを中心に、TOYOTA GAZOO RacingとROOKIE Racingが一体となり、『TG-RR』としてこのテーマをさらに加速させていきたいという思いが語られた。
このTG-RRは、2025年にスーパー耐久シリーズとニュルブルクリンク24時間に参戦することが1月10日の発表のなかで明らかにされていたが、12日のトークショーではさらにその詳細が語られた。まずスーパー耐久については、全7戦中4戦にTG-RRが出場する。
スーパー耐久では石浦がゼネラルマネージャーという立場に就任。また32号車の監督も兼任する。ドライバーは32号車がモリゾウ/小倉/佐々木雅弘/石浦という2024年と変わらないメンバーだ。32号車はミッドシップ化された『GRヤリス Mコンセプト』に加え、液体水素で臨むGRカローラも継続して参戦。それぞれが2戦ずつ出場することになった。
また、28号車は将来に向けた開発も行っているGR86での参戦を継続。こちらも豊田大輔/坪井/佐々木栄輔、そして監督兼任の大嶋というラインアップとなった。
ニュルブルクリンクについては、ROOKIE Racingの関谷利之氏がゼネラルマネージャーに。DATを積むGRヤリスをモリゾウ/豊田大輔/石浦/大嶋というメンバーがドライブするとともに、GRスープラGT4 EVO2を佐々木雅弘/片岡/松井/蒲生というメンバーがドライブすることになった。
TG-RR スーパー耐久シリーズ 2025年参戦体制
ゼネラルマネージャー:石浦宏明
32号車
トヨタGRヤリスMコンセプト(第5戦オートポリス/第6戦岡山)
水素エンジンGRカローラ(第2戦富士24時間/第7戦富士)
ドライバー:モリゾウ/小倉康宏/佐々木雅弘/石浦宏明(監督兼任)
28号車
トヨタGR86
ドライバー:豊田大輔/坪井翔/佐々木栄輔/大嶋和也(監督兼任)
TG-RR ニュルブルクリンク2025年参戦体制
ゼネラルマネージャー:関谷利之
トヨタGRヤリス:モリゾウ/豊田大輔/石浦宏明/大嶋和也
トヨタGRスープラGT4 EVO2:佐々木雅弘/片岡龍也/松井孝允/蒲生尚弥