F1活動休止中のペレスが今後のキャリアについて語る「復帰したいかどうか、半年かけて考えていく」

　2024年末でレッドブル・レーシングとのレースドライバー契約を終了したセルジオ・ペレスが、今後のキャリアについては数カ月をかけて決める予定だと語った。

　レッドブルはペレスと2026年末までの契約を結んでいたが、彼が2024年シーズンに不振に陥った後、2025年を前に契約を早期終了することを発表した。2024年にチームメイトのマックス・フェルスタッペンが437ポイントを獲得して再びドライバーズチャンピオンとなったのに対し、ペレスはわずか152ポイントしか獲得できず、それが大きく影響し、レッドブルは、コンストラクターズ選手権において3位に転落した。

　最近、ペレスはメキシコのレオンで行われた記者会見において、現在の生活や今後の見通しについて語った。

「昨シーズンの終わりに、あっという間にあらゆることが起こった。僕は、チームを離れることになるとは思っていなかった」

「F1に復帰する意思があるかどうかについて答えるのはまだ早い。僕にとっての今の優先事項は、楽しむこと、したことがないことをすること、家族と一緒に過ごすことだ。これからの6カ月で、キャリアの次のステップにおいて何を望むのかについて決めるつもりだ」

　34歳のペレスは、この時期を利用して、家族と過ごす時間を増やすなど、個人としての生活を充実させたいと述べた。

「今の僕の最大のモチベーションは、子どもたちを良い道に導き、彼らの人生により深く関わることだ。F1では、より良いドライバーになること、より良い準備をすることだけを考える。他のことに時間を割く余裕はない」

「今一番集中しているのは、3週間後にある息子のサッカーのトーナメントだ。彼と一緒にメキシコ中を旅する予定だ。彼のトーナメントで良い成績を収め、一緒に大いに楽しみたいと思っている」

　6勝の実績と豊富な経験を持ち、個人スポンサーから大きな支援を受けるペレスは、F1チームにとって依然として魅力的な選択肢になり得る。2026年にF1への復帰を目指す場合、この年からF1に参戦する計画の新チーム、キャデラックが候補のひとつになるかもしれない。