市川実日子が主演を務める「ホットスポット」の1話が1月12日に放送。自分の正体を明かす高橋とそれを聞く清美、葉月、美波のファミレスでのやり取りに「めちゃくちゃ笑った」や「サイコー!」の声が上がっている。
バカリズムが脚本を務める本作は、地元を舞台に主人公が宇宙人と遭遇し、不思議な出来事が起こったり起こらなかったりするヒューマン・コメディ物語。地元のビジネスホテルで働くシングルマザーの遠藤清美を市川実日子、同僚の由美を夏帆、えりを坂井真紀、支配人の奥田を田中直樹、先輩の高橋を角田晃広、清掃スタッフの中本を野呂佳代、謎の長期滞在客・村上を小日向文世、地元の幼馴染み・葉月を鈴木杏、美波を平岩紙が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
山梨県、富士山の麓に広がるのどかな町で暮らす遠藤清美(市川実日子)は41歳のシングルマザー。地元のビジネスホテルで働き、娘の若葉を女手一つで育てている。毎朝、娘のためにお弁当を作ってから出勤し、同僚の由美(夏帆)、えり(坂井真紀)と一緒にフロント業務を淡々とこなすのが毎日のルーティン。
自分勝手な宿泊客には手を焼くものの、支配人の奥田(田中直樹)は親しみやすく、先輩の高橋(角田晃広)は影が薄いため、職場の人間関係にほとんどストレスはない。むしろそんなに親しくもない清掃スタッフ・中本(野呂佳代)のSNSをこっそりフォローしたり、謎の長期滞在客・村上(小日向文世)の素性を妄想したりと楽しんでいた。
そんなある日、清美は仕事帰りに自転車で家路を急ぐ途中、交通事故に遭いそうになり、間一髪のところで職場の先輩・高橋に命を救われる。人間離れしたスピードと腕力で清美を自転車ごと救い出した高橋は、「実は俺、宇宙人なのね」と清美に打ち明ける。今まで正体を隠してひっそりと暮らしてきた高橋は、清美を助けるためにとっさに宇宙人の能力を使ってしまったのだった。「このことは絶対誰にも言わないでね」と高橋から念を押された清美は「わかりました。内緒にします」と言いつつも、我慢できずに地元の幼馴染みである葉月(鈴木杏)と美波(平岩紙)に話してしまい――というのが1話の展開。
高橋を葉月と美波に会わせたい清美は、まだ正体を話していないと嘘をつき、高橋に宇宙人であることを幼馴染みに言って良いか改めて確認する。そしてなんとか高橋を説得し、ファミレスでの会合に至るのだった。そこで高橋は、清美に見せた10円潰しを披露。さらに、宇宙人の特徴は背中が丸く胸骨が下がっていることだと主張するが、猫背だと言われてしまう。他にも知覚過敏と思わしき症状などを宇宙人の特徴としてあげる高橋。思わず同席している美波や清美はニヤけてしまう。そんな宇宙人とのやりとりに、SNSでは「ファミレスで正体明かしてるとこで平岩紙がニヤニヤしてるとこはサイコーだった」や「角田さんハマり役すぎるし、ファミレスのシーンめちゃくちゃ笑った。最高」などの声が。
また、ドラマ内で繰り広げられる幼馴染み3人組や高橋を加えた4人組での会話劇、登場人物たちの仕事中のやり取りに「ずっと見てられる会話!!!」や「日常会話が普通にありそうな感じでおもしろいし、その中に伏線があったりもするからおもしろい。つまりすごくおもしろい」、「ホットスポット、仕事中の雑談ぶつ切りとか、お客さんが残したアメニティ持ち帰れるとか、些細なエピソードや会話がやっぱ心地いい楽しい!」などの声が上がっている。
【第2話あらすじ】
富士山の麓のビジネスホテルで働く遠藤清美(市川実日子)は、ある日、職場の同僚・高橋(角田晃広)が宇宙人ということを知ってしまう。しかも清美は、高橋から「誰にも言わないでね」とクギを刺されたにもかかわらず、我慢できずに地元の幼馴染・葉月(鈴木杏)と美波(平岩紙)に話してしまうのだった。それ以来、清美、葉月、美波、高橋の4人は秘密を共有することに。
高橋をきっかけに以前よりも頻繁に会うようになった幼馴染み3人組は、週末、地元の飲食店でランチをしながら互いの近況を報告。つい先日、ショッピングモールの前でテレビの街頭インタビューを受けたという美波は、「富士山は静岡と山梨どっちのもの?」という質問に対し、絶対に使われるであろうナイスなコメントをした、など他愛もない会話をしていた。すると葉月が深刻な顔で「ちょっと相談したいことがあって……」と言う。小学校で教師をしている葉月は、今後の教師生命さえも危ぶまれる面倒なトラブルに巻き込まれているらしい。
葉月の抱えるトラブルを解決するため、宇宙人・高橋の力に頼ろうとする清美たちは、むやみに能力を使うことをためらう高橋を強引に説得。深夜の小学校に忍び込み、誰にも見つからないように事態を収拾しようとするが――。
「ホットスポット」は毎週日曜日22時30分〜日本テレビにて放送中。
(シネマカフェ編集部)