浅野忠信、『SHOGUN 将軍』GG賞4冠受賞で妻・中田クルミに感謝「サポートがなかったら消えていなくなっていた」

　俳優の浅野忠信が13日、都内で行われたドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』のゴールデングローブ賞4冠受賞記念緊急会見に、西岡徳馬、金井浩人と共に出席。受賞の喜びを語った。

【写真】トロフィーを手にガッツポーズを見せる浅野忠信

　第82回ゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門で、真田広之が日本人初の主演男優賞を獲得。そして主演女優賞をアンナ・サワイ、助演男優賞を浅野が受賞し、さらに作品賞を含む計4部門を受賞した本作。

　樫木藪重役の浅野は、トロフィーを片手に握りしめ登場。報道陣のカメラに向けてトロフィーを高く掲げると、「本当に今までにないくらい喜びましたし、今もその喜びが続いていて、このような記者会見も開かせていただけて、本当に感謝しております。とてもうれしいです」と笑顔を見せた。

　今回の受賞が今後の俳優人生にどのような意味を持つかと尋ねられると、「そのことを僕も賞をいただいてから日々考えていた」と吐露。そして「自分で、あまり人の前で言うことじゃないですけど『よく頑張ったな』とは思ったんですね。で、その『よく頑張ったこと』が日本の業界で、もちろん認めてくれる人もいましたけど、あるところには全然届いていないんじゃないかと思った」とした上で、「これをいただけたことで『もうそういうことを考えなくていいんじゃないかな』とは思ったんです。 誰かに届く届かないではない」と心境の変化を伝えた。

　さらに「こういう一つの大きな賞をいただけたことで、より自分のやりたい演技というか、今まで信じてきて貫いてきた演技というのを、前みたいに、ある種ドキドキ、怖がりながらやる必要はない」「一つの結果をいただけたことだから、ちゃんと続けていいんだなという確証を得られたという感じがします」と俳優としての今後の姿勢を語っていた。

　また、妻・中田クルミに関しては「ずっとそばにいてくれて本当に感謝しています」としみじみ。「『SHOGUN 将軍』の時も本当に僕がずっと泣き言ばかり言っているのを、いつも話を聞いてくれましたし、実際にカナダの方にも来てくれて、ずっと支えてくれて、というのもあったので、そのサポートがなかったら、もう消えていなくなっていたと思います。それくらい支えてもらっていて感謝しています」と感謝の思いを口にした。

　会見の終わりには、浅野を祝福するために西岡と金井がサプライズ登場。浅野は「ありがとうございます！　うれしいです！」と感激していた。

　ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』はディズニープラスの「スター」にて全話独占配信中。